夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

「種子法廃止と、これからの日本の農業について」講演会

本日、いせはら農協本所の3階で、山田正彦弁護士
(元農水相)と後半から参加した地元選出の国民   民主党後藤祐一衆議院議員による「種子法廃止と、これからの日本農業について」という講演会に参加してきました。

秦野市の私たちの仲間も気がついた限り4人が
参加してました。

人類の共有の財産として種子を、日本の議会が
すでにTPP協定を批准しているため、その協定に
沿って国内法を整備しなければならない一環として
もりかけ問題で昨年の国会がドタバタしてる間隙を
ぬって衆参議員の委員会でも、ろくな審議もせずに.
可決し,今年3月末をもって廃止されてしまっています。

TPP協定に署名するときに日米交換文書では
「日本政府は米国投資家の要望を聞いて,各
省庁に検討させ必要なものは規制改革会議に
付託し、同規制改革会議の提言に従う」と、
なっています。

政府の規制改革会議は竹中平蔵らの「新自由主義
信奉者の巣窟ですから、民間企業参入の障壁改善の
大義名分で規制を緩め多国籍企業を参入させる
方向を向いた仕事しかしてませんから、規制委の
提言を受けた農水省売国官僚どもは、経産省
原発安全神話」を私たちに擦り込んだように「遺伝子組み換え食品は安全だ」神話を私たちに刷り込む事を、もう始めているようです。

この問題の影響(もちろん悪い影響)を書きだしたら、
物凄く長文になってしまうので省略しますが、農水
官僚たちは,イノチのもとである米、麦、大豆が
国民の健康に与える害についてより、多国籍企業
の代弁者になるよう動いているということです。

山田さん、後藤さんの.話を聞いていて、腹の底から
怒りが沸いてきました。その元であるTPPからアメ
リカが抜けたのを機会にTPP自体を解消すれば
よかったのに、日本政府は何を血迷ったのかTPP
イレブンとして発効させることに前のめりになっており、今国会で成立.してしまうとの話でした。

ただ、救いは後藤議員が中心になって5野党+1会派が統一して「種子法復活法案」を4月に提出し先週
水曜日に農水委員会で審議はされた(採決はしていない)という話と、新潟、兵庫、和歌山、奈良、埼玉などが
地元の種子を守るための条例案を提出したり、
地方議会が「種子法復活」の意見書を採択する動き
が広まっていることです。ただ農民や与党議員で
さえ実態を知らされてないのが現状ですから
まずは実態を知ってもらうことが一番ですね。

実態を知れば、子や孫さらにその子や孫の世界
まで考えると恐ろしくなり、復活法案に賛成する
国民が大多数になると思います。

ロクに審議しないし、問題も感じないままに
「種子法を廃止」してしまった与党議員に、
本当にアンタたちは国民の代表なのかと、抗議
したいですよ、まったく!

      ☆動画     衆議院予算委員会
                後藤祐一議員農民の
                意見もきかず短期可決した
                政府を追及     2:44

      ☆画像    上   山田正彦弁護士

               下  後藤祐一衆議院議員
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