昨日の午前中に開かれた衆議院「農水委員会」で
「種苗法改正案」が審議され採決・可決されました。
(共産).亀井亜希子(立憲)、佐々木隆博
(立憲)が反対意見、藤田文武(維新)、玉木
雄一郎(国民)が賛否不明の陳述を行ったあと、
淡々と「採決」に移り、多勢に無勢で可決されて
しまいました。その後加藤寛治(自民)から
修正案が提案され亀井亜希子と田村貴昭が反対
討論をしましたが、委員長が修正案の採決を宣し、
起立多数で可決されました。この結果衆院農水
委員会では「改正原案」「改正原案の修正案」とも
審議・採決はまるでシナリオが準備されてたように,
スムースに進行し、自公維が強行採決に持ち込むかと
思っていましたが、せめて「揉めて」から採決して
欲しいと期待してた私には拍子抜けするような審議・
採決でした。今国会は12月5日までですから、
まず間違いなく今国会で成立してしまうでしょうね。
ただ、昨日の「採決」には10項目の付帯決議が
されており、その中に反対意見のいくつかが反映
されているのが、与野党の事前調整での
「妥協の結果」でしょう。
*法律の付帯決議
当該委員会の意思を表明するものとして
行う決議。その法律の運用や、将来の立法による
その法律の改善についての希望などを表明する
もので、法律的な拘束力はないが、政府はこれを
尊重することが求められ,無視は出来ないことに
なっている。
*10項目の付帯決議の内容は「日本の種子(タネ)
を守る会」のHPで確認が出来ます。
付帯決議ページへの行き方
①日本の種子(たね)の会」(検索)を開く
②中ごろにある「種子関連ページ」を開く
③最初のくくりの下から2行目にある、付帯決議は
こちらを開く
今国会で「改正種苗法」が成立すれば、「主要農産物
種子法の廃止」「農業競争力支援法」「種苗法改正」
の3点セットで安倍・菅政権が目論んだ、「日本の
農業を外資(多国籍アグリ企業)に売り渡す」ための
「売国法」が揃うことで遺伝子組み換え食品、ゲノム
編集食品(ベトナム戦争で使用され、多くの奇形児
の原因となった枯葉剤の主成分であるグリホサートを
成分とした農薬で育てられるタネを多国籍企業が農家
に買わせさせる戦略)が出回ることが予想され、
日本の食の「安心・安全」が損なわれと思います。
なんとか参議院で頑張って「廃案」にしてもらいたい
けど、メデイアも騒がないので、国民の関心も盛り
上がらない状況なので、期待はあまりできません。
原発と同じく後に続く世代に,大変重い負担をかける
ことになってしまいます。我が家の子供・孫たちに
謝ります。少々高くても、自然栽培食品を食べる
ように「遺言書」でも書くとしましょう。
おっと!その前に「野党連合政権」を私が生きてる間
に成立させて、安倍・菅政権が成立させた「悪法
全てを廃止」させることが、残ってるな!
そのために頑張らなくては・・・