夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

「種採りは百姓の魂」

タイトルは、東京新聞名物の社会部の調査報道記事欄の本日の

「大見出し」です。安倍政府が今国会に提出し.「新コロナ」騒動

でマスコミが「大本営」発表ニュースを垂れ流し、国民の関心が

そっちに向いてる間に可決してしまおうと、種子法の廃止と同じ

やり方を画策してる、農家の自家増殖を禁じる「種苗法改正案」の

内容について、詳しく報じてくれています。

 

この改正は、国の登録品種を対象に、農家が作物の一部を採って繰り返し

育てる「自家増殖」を原則禁じる内容で、農家の権利や地域に伝わる

在来種を守る視点にかけ、世界のタネを集中支配することで、タネ・肥料・

農薬をセット販売して農業を支配し、世界の食糧支配まで目論む多国籍企業

に日本が門戸を開く狙いが隠されています。

 

この記事な中に.2人の農家の方のコメントが紹介されてます。

①「タネはみんなのもの。でも、世界的にタネは石油に次ぐ国家資源だな。

  強く守られた登録品種が増え、肥料も農法も種苗会社に握られてしまえば、

  工夫しないロボット農民ばかりになって③しまうよ」(埼玉県Yさん)

②「現政権は心配する農家の声を聞かず、外圧にならい、タネや農作物を日本に

  輸入しやすくする政策を打ってきた。種苗法改正も同じ流れにある。多国籍

  企業にタネを支配されるのか、それとも風土に合った日本のタネの多様性を

  も守るのか、消費者も含め、選択する時期がきているのではないか」(千葉県

  Hさん)

生産者団体「農民運動全国連合会(農民連)」は「気候変動による食糧不足が

心配される中、自給率の低い日本において食料安全保障の観点にも逆行する」と

反対しています。

今国会(衆議院)に提出されてる種苗法改正では、2022年から育成権者の

許諾なしに農家の自家増殖を禁じる内容で8,100種超(現行は約300種)の登録品種が対象になってしまいます。

 

安倍政権による「医療」「水道」「森林」「卸売り市場」といった公的企業に

市場原理を導入してきた「売国政策」の一つです。国民の生存に関することに

ついては「国が保護する制度」を残すべきだと思います。.

☆動画  種苗法改正について 山田正彦農水相他 ダイジェスト.版 11:39

https://www.youtube.com/watch?v=wouYXFQDrWw