1987年制作(私、お仕事バリバリの45歳)の
映画ですから、私は毎日多忙で、また農と食の問題にも
関心ゼロの時代の作品ですから、この映画の存在を知った
のは8月30日のブログで紹介した紹介した「植民地農業を
推進する菅政権」の講演者「室伏謙一」さんが、この映画を
紹介してくれていたので、初めて観たワケです。
現在、日本の「農と食の問題」の拡散に取り組んでいる私は
自民政府が工業立国を標榜して工業製品の輸出(生産)
を最優先した政策をとり続けたため、政治の「要諦」である
「国民を飢えさせない」ための農業を、アメリカの余剰農作物
の輸出先として日本をターゲットとした「食料戦略」にまんまと
組み込まれてしまった「歴史」が良く分かります。この当時
は遺伝子組み換え食品は、まださして問題なっておらず、モン
この映画では取り上げられていませんが、34年前のこの
映画の時代より、自給率低下、遺伝子組み換え食品の流通なる新な
問題が加わったのですから、私たちが生きられる基本の、安全な
食料の確保とそれを保証する農業の問題に目を向けていないと、
この映画の冒頭に表示される「農業を軽んじる国は、その民族の
崩壊を招く」になってしまいますよね。
☆動画 アニメ映画「怒りの大地」 1:32:10