「タネと水を守る県央市民の会」で、私とともに活動してる
伊勢原市のIさんが主催して、ドキュメント映画「遺伝子
組み替えルーレット~私たちの生命(命)のギャンブル~」
の上映会に参加してきました。米2012年制作で1958年生まれの
遺伝子組み換え問題の専門家で、消費者運動の
リーダーとして国際的に活躍してるジェフリー・M・スミス
さんが原作・脚本・プロデュース・監督を務めた87分の
作品です。米国で起こっている遺伝子組み換え食品
による健康被害を、医学・医療関係者、政府の食品
安全審査に係わる研究者、自閉症やアレルギーに苦しむ
子どもの親たち、家畜の健康被害を扱った獣医などの
多数の証言と科学的根拠から、遺伝子組み換え食品の
健康被害の実態を浮かびあがらせています。
遺伝子組み換え種子や苗の米モンサントなどの
多国籍企業が日本に参入しやすいよう「主要農作物種子法」
を廃止し、新法農業競争力支援法で日本に参入する
農業の知見を無償で提供しなさいと促し、そして
自分で栽培したタネや苗を次のシーズンに使う
「自家増殖」はいままで容認されていたのに、今後は「原則禁止」
とする「種苗法改正」まで次国会で採決する見込みでいます。
まさに「売国」と言っていいほど、世界の遺伝子組み換え品の
禁止に向かう潮流に逆走する政策を進めています。
この現状をメデイアは殆ど報じませんので、
国民の95%は知らないか、無関心といっていい状況
だと思っているので、問題意識を共有してもらう
ため私たちも市民活動を続けています。ある意味
この恐ろしい映画をもっともっと広げねばと思わせて
くれた映画でした。折から日本では、種子法を
廃止したため食糧を安定的に生産し供給する権利が
いるとした「種子法廃止等に関する違憲確認訴訟」の
第1回口頭弁論が東京地裁(森英明裁判長)で昨日行われましたが
国側は請求棄却を求め争う姿勢を表明しました。
農家や消費者の原告に1300人も名を連ねているのに、
独立しているはずの司法も官僚仲間の「農水省」の
方しか向いてるのじゃないだろうな!
☆動画 映画「遺伝子組み換えルーレット」予告編 4:05
https://www.youtube.com/watch?v=MMyl-QOD8vY
「自家増殖」