当17区は「野党統一候補」の調整がつかなかったため、
野党票が分断されてしまうので、闘う前から保守候補者に負けるのが
明確でありました。勝敗が決まった「消化試合」の選挙でした。
結果はこうです。
野党票 神山洋介(立民) 89,837
山田 正(共産) 16,202
合計 106,039
保守票 槙島かれん(自民+公明)
131,284
票差 △25,245
前回の2047年衆院選の時の票差は△5,798票まで詰めていたのですが
今回で与野党票差が△25,245.票と広がってしまいました。
神山候補は前回より6,430票増やしたのですが、共産票が前回より
11,596.票減らしてしまったのが効きましたね。共産の山田候補は
知名度ゼロの状況からの立候補ですから、広い選挙区を支持者と共に
くまなく回る努力をしましたが、全部の支持者の所を廻れるハズもないので
結局支持者をまとめきれなかたのだと思われます。一方牧島のほうは
デジタル相に抜擢された期待票、ご祝儀票、が寄与して前回より
14,281票が増えたので「差」を広がるハズです。神山候補は比例復活
もできなかったのでまた浪人です。今回野党は分断したものの、合計では
牧島の保守票の上をいって、次回参院選、次の衆院選では「野党統一候補」で
闘いたいと期待しましたが泡と消えました。
私が良かった点はなにより「れいわ新選組」が比例代表で3議席を確保したこと。
れいわの比例代表で当選したのは東京ブロックで山本太郎、南関東ブロックでたかや亮さん、近畿ブロックで大石あき子さんの3議席です。
そして神奈川13区で自民の甘利幹事長を小選挙区で落選させたこと(比例復活は
しましたけど)、立民副代表の辻本議員と小沢一郎議員が小選挙区で落選した
ことはショックでした。さあ、来年は参議院選挙です。神奈川は複数区ですから
なんとか3人の当選を目指しましょう。