私は全然知らなかったのですが、共産党さん系の市民団体で
「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟」(以下同盟と略)という全国組織
があって全国で2万人のをも加盟員がいるそうです。昨日はその団体の
神奈川県・県央支部の第21回総会が中央公民館で13:30~12:30まで
開催され、休憩を挟んでの第2部として14:30~16:00にかけ
同盟中央本部会長である「増本一彦」さんの講演会の案内をもらったので
聴きに行ってきました。共産党は戦前・戦中を通して小林多喜二を始め
伊藤千代子など治安維持法適用による激しい思想言論弾圧による拷問で
獄中死をしたなどの、俗に云われる「アカ狩り」で多くの犠牲者を出したので
その方たちの名誉回復と国家賠償を要求する戦いを続けているそうです。
本日講演する「増本一彦」さんは、私は初めて目にする方で同盟の全国
組織の会長さんで、生粋の共産党さんの「闘士」といった趣のかたでした。
講演タイトルは「総選挙後 市民と野党の共闘をどう進めるか」で、私も
興味ある分野でした。余談ですがこの日は中央公民館のエレベーターが
故障修理中で階段で3回の会場まで行かなくてはならないのですが、私が
着いた時に階段で登るのに、付き添いの女性の手を借りて相当苦労して礎た
ご老人がいたのですが、その方が増本さんでした。自己紹介でも80代半ば
でこの講演が最後になるかもしれないとおっしゃてました。したがって
お元気ではあるのですがご高齢のため「声にチカラが無く、嗄れていた」ので
私も耳が遠いこともあって、よく聞き取れない部分が多かったのが残念でした。
肉声ではなくマイクを使って欲しかったですね。ただ11ページにわたる、非常に
丁寧で充実したレジュメを準備してくれたので、主張は大体理解はできました。
*「両性の平等にもとづく国民主権の政治体制に変える事によって、平和・民主主義・
基本的人権尊重主義・国民のくらしと文化の向上の民主主義(共和国)日本を
築こうと、いかなる弾圧にも屈せず、生命を賭して闘い抵抗した歴史が日本国憲法
も礎を築いた」この歴史認識をこれからの日本にさらに広げて,『市民と野党の共同』
による中道連立野党との団結を強める努力が、政治革新の土台になる。(レジュメ
10p⑱より)がまとめだと思います。