我が「秦野市」でも、地川という地区の矢坪沢両岸の900mにおよぶ
自然林を土地区画整理事業の一環として「全伐採」する計画が表面化
して以来「秦野住みよいまちづくり協議会」を結成して「自然林保存」
の市民運動を展開しています。昔は「都市化、近代化、利便性」などの
理由で行政は有無を言わせず、計画に邪魔な樹木を伐採していました。
しかし,都市化がある程度進んだ現在では、「自然」というものが、いかに
大事なものかが住民の間でも浸透してきましたから「開発」計画に伴う
自然破壊には、ほとんどといっていいと思いますが住民から「反対」の
声が挙がり揉めることになります。私は先人が維持・管理すいてきた「自然
は残せ」派ですから、自然を残す形の「開発」をしてもらいたいと思っています。
だって伐採しても新しく「植樹」するからいいじゃないかと「開発側」は
主張しますが、樹齢100年以上の樹木はその土地で100年以上育ったの
ですから、その土地の生活の中に組み込まれていて、住民の「癒し」に
なっているのですから、それを守ることがその土地の歴史そのもの」だと
思うのですよ。
東京の、明治神宮外苑地区の再開発案が9日に東京都都市計画審議会で
承認され、都側は再開発に伴う樹木の伐採は892本に上がるとの見通しを
していることが10日の東京新聞一面のトップニュースとして報じられて
ました。
「再開発」をするなとは言いません。しかし自然を残した調和のとれた
開発だってできるハズです。ゼネコンや商社も大きな仕事が欲しいのでしょうが
自然をコンクリートに変えてもいいことはないと思います。
ぜひ「自然と調和」した「再開発」に智恵を絞って欲しいと願っていまっす。