夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

 下関市が、下水汚泥からリンを抽出し肥料に利用して販売

本日は「ロシア・ウクライナ戦争」が始まって1年です。

ニュースを観るたびに、国家命令で殺人と環境破壊を

繰り返している「両国首脳」の頑なな態度にあきれています。

わけのわからん「国家の名誉」のために、国民の命を守り

暮らしを守り、国と平和を守るための闘いだと、両国首脳

の矛盾しまくりで、もはや論理破綻している「闘いの理由」

など聞いていると笑えちゃいますよ。まったくねぇ!

 

昨日は、かねて準備を進めて来た「食糧危機と、その対応について」の

民間食料問題のスペシャリスト「印やく智也」さんをお招き

しての講演会を、伊勢原市の「ふれあいホール」で開催しました。

そのための、「細かい準備」を揃えることで忙殺され、まさに

「猫の手もかりたい」忙しさの為21日、22日と2日

続けてブログに穴をあけてしまいました。そう言えば2月22日は

「にゃんにゃんにゃん」の「猫の日」だったそうですね。

家内が「猫の手」になってくれて、ずいぶん助かりましたよ。

 

でも会場に58人、ZOOMに14人、合計72人の方が、参加

してくれ、熱心に聞いていただけたので労が報われました。

印やくさんの講演は、全体に食糧危機、食材の不安定要素の

内容が多かったので、はじめの部分は少し暗い気分に

なりましたが、最後に「学校給食の有機化」「地方自治

の条例により、地元産のたね・農産物を守る」ことが日本が、

そして地域が生き残ろ道だとだとハッパをかけてもらいました。

 

内容的には目新しいところはあまりなかったのですが、下記の

情報を聞いたのは初めてでしたので、特に私の興味をひ惹きました

早速検索してみました。

 

肥料の三大要素の一つである「リン」は農業に必要なのですが、

その産出国が限らています。国際的に枯渇が危ぶまれている

中で、日本はその全量が輸入頼りで、その90%が中国からに

なっています。昨年の秋に中国政府が輸出を制限したことから、

肥料メーカーはリンの輸入価格の高騰に直面しています。

実際に日本へのリン輸入量は、年間約16万トンで、その多くが

肥料になっています。農業に利用されたリンは,ヒトの食べ物

となって、そのあとは生活用水として下水に流入します。

その量は年間約5.5万トンといわれています。

 

2012年に神戸市と水mg(株)による下水汚泥からリンを

抽出する実証事業は、国の革新的技術に採択され、下水道から

高い品質の「リン」の化合物を取りだすことに成功し、実際に

野菜やお米の栽培に使用して、有効性と安全性が認められました。

その結果をもとに化成肥料として登録され、「こうべ再生リン

(リン酸マグネシウムアンモ二ウム)」を肥料の原料として

活用することで貴重なリン資源の循環をめざしています。

商品名「こうべSDGs肥料」は、「こうべ再生リン」を利用し、

有機質肥料などと配合した環境にやさしい肥料です。

と、されていました。

現在肥料成分は「窒素10%」「リン6%」「カリウム6%」

マグネシウム2%」です。すでに神戸市内の農協や各所の

ショップで一袋1kgで500円から600円程度では販売

されています。

 

私が幼い頃の世田谷区のお百姓さんは、民間のお宅に天秤棒に

肥え樽を前後にぶら下げて「肥え」をくみ取りに来て自分の畑

にエッチラ、オッチラと担いでいきそれを肥溜めにいれては

肥料にしていましたが、下関市はその作業を「下水汚泥」から

やろうということなんですね。一肥料不足中でのアイデイアだと

思います。[救すれば通づ」うまくいくといいですね。

☆動画 食料品価格の高騰抑制のため、下水汚泥を肥料に 1:35

    (18) 食料品価格の高騰抑制のため下水汚泥を肥料に(2022年10月17日) - YouTube