夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

DVD「モンサントの不自然な食べ物」を視聴

先月の「タネと水を守る県央市民の会」で、話題と

なった2008年カナダ国立映画制作庁とアルテ

フランスが共同マリー制作し、マリー=モニク・ロバン

監督作品として公開された映画「モンサントの不自然

な食べもの」のDVDが伊勢原のIさんから借りられた

ので、本日早速1時間50分をかけ鑑賞しました。

 

2008年といったらモンサント社が遺伝子組み換え種子

で特許を取得し、除草剤とセットで販売し大きな売り上げ

を手に入れ始めた時期です。

モンサント社(米国の多国籍企業ですが、現在はドイツの

バイエルン社に買収されバイエルンモンサントと言われて

います)は特許種子を武器に世界の食料を支配する野望のもと、

世界の主要穀物のほとんどで遺伝子組み換え品種を開発し、

いまや世界一の種子会社としても有名な会社です。

 

遺伝子組み換え食品はこれまで人類が口にしたことが

無い食品であるのに、ロビイストやカネを使い政治家を

篭絡し、政治的にその安全性は一般と同等とさせることが

出来たため、長期の毒性試験や次世代の影響試験などは

必要とされず、表示も必要なしとして世に出すことに

成功した会社です。

 

この映画ではモンサント社が安全だと主張する事に対する

疑問を反対の研究者たちが投げかけています。要するに

長期的に安全と言えるのかがまだ実証されていないのです。

 

日本農政も、米国言いなりでモンサントの意向に沿う形

にどんどん向かっていますので、農業のこれから向かう

方向についての「世界の流れ」が大変よく理解できる

作品と思いました。今回のDVDを利用して、地域のコア

の方を対象に少人数の視聴会を開く予定です。基礎知識

として絶対に観ておく必要がある映画です。

☆動画  DVD「モンサントの不思議な食べもの」108分

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