本日は小田急線「新百合ヶ丘」駅からすぐの新百合トウェンティワンホールで「万葉九条の会」主催の
講演と音楽の集いに行ってきました。
万葉九条の会は「柿生(かきお)」の短歌サークル「柿生会」の有志が大江健三郎、井上ひさしさんら9名の
識者の「憲法九条」を守る市民活動団体の設立呼びかけに応じ2004年に結成し草の根市民運動を
続けてます。 講師の松村さんは、この講演のため沖縄石垣島から駆け付けてくれたそうです。
本日は3部構成で最初が歌人で元朝日新聞、毎日新聞の記者で現在フリーライターの「松村由利子」
さんの講演。演題は「ベアテ・シロタ・ゴードンさんからの伝言」
ベアテ・シロタ・ゴードンさんはGHQの憲法草案作りに若干22歳で人権に関する小委員会に属し現憲法の
女性の権利条項を盛り込んだ方です。
大日本帝国憲法化においては「男尊女卑」の思想下から、女性の権利はほとんど触れられてなかったので
現憲法で「婚姻は両性の合意に基づく」「男女平等」「女性の参政権」などで女性の権利条項を盛り込んでくれた
方なので、日本の女性のみなさんの間にもう少し認知されて言い方だと思いました。(憲法14条、24条)
惜しくも2011年に逝去されました。
続いてトリオ「シャルメ・エ・レーヴ」による演奏、編成はピアノ・クラリネット、ヴィオラでした。
トリオ名の「シャルメ」は「魔法」、「レーヴ」は「夢」ことだそうです。
音楽による魔法でお客さんと一緒に夢みる瞬間を大切にしたいという気持ちから名付けたそうです。
親しみやすいクラシックの名曲を中心に演奏を披露して、最後はお客さんがトリオの演奏をバックに
「花」「荒城の月」「浜辺の歌」を大合唱しました。
第3部は「九条の会事務局長」で東京大学大学院総合文化研究所教授の小森陽一さんの講演。
演題は九条の会呼びかけ人の一人である作家澤地久枝さんの著作「14歳 満州国開拓村からの帰還
私は軍国少女だった」の解説と、60年安保と今回の安倍政権の暴走にたいする反対運動で
民主運動が定着したので戦争廃止に向けてさらに運動を大きくして、選挙に勝利して戦争法制を
廃止に追い込もうとの内容。
ここのところ神奈川県内の九条の会の講演会もあちこちで開かれてるので、できるだけ参加しよう
と思ってます。
☆画像 上 松村由利子さん
中 シャルメ・エ・レーヴ
下 小森陽一さん
☆参考動画 ベアタ・シロタ・ゴーダンさんが果たした役割を流暢な日本語で本人が語ってます
1/2 https://www.youtube.com/watch?v=K6UDzlNtdo8 8:41
2/2 https://www.youtube.com/watch?v=VKxOXmBketo 14:19
☆参考動画 2015.9.11 小森陽一さんの国会前アピール
https://www.youtube.com/watch?v=WnwQ2VNW8Nw