せっかく秦野に行くならば独り立ちをしようと思い立ち家内におにぎり弁当を作ってもらい
9時過ぎから12時までの約3時間、南口の東側登り口で独り立ちをしてみました。
九条の会・はだのとしての秦野駅頭での署名集めは、いままでのすべてがにぎやかな北口
でしたので、南口は「盲点」じゃないのかと思ってやってみたワケです。
結果は署名してくれた方は2名で、いままで独り立ちした中では最低でした。
そのうちのひとりは「あなたの声はよく通るわよね。電車から降りたらホームでもう聴こえたわよ」と
笑いながら一直線に私に向かって歩いて来て署名してくれた中年の女性。
もう一人は、「戦争なんてテレビでしか見たことがないけど、あんなものゼッタイしちゃだめですよね」
と言いながら署名してくれた高校生らしき学生服の学生。
独り立ちも本日が最後なので、チラシ会議に出席してた取りまとめ役に集めた署名を提出しました。
独り立ち5回の結果は・・・
全署名 35筆
うち有効 32筆
取り消し 2筆(鶴巻の時一旦署名した小学6年生が、しばらくしてまたきて取り消した)
今日の独り立ちで秦野市条例について、ちょっとしたヤリトリがありました。
10時頃だったと思いますが、秦野駅南口のクリーン作業をしていた制服を着たワタシと同年輩の
男性が私のところに寄ってきて、「失礼ですが、秦野市は条例で私道で啓発活動をする場合
市役所への届け出と許可が必要なんですが、アナタはその手続きをされてますか?」と慇懃無礼な
口調で話かけてきた。
ワタシ「いやしてませんよ。だいたいそんな条例があるのも知らないし、もしあるとすれば憲法で
認められてる表現の自由を侵害する条例じゃないですか。中央と地方を問わず公務員は
公務員の方が憲法を護りやすいようにバックアップしてるつもりで、個人でやってるんですけど
いままで秦野市内四つの駅の駅前で同じことをやってきましたけど、一回もあなたのような
注意をされたことはありませんよ。今日だって交通安全週間関係の警察官が私のすぐ近くに
何人もいましたけど、何も言われませんでしたよ」
市側の男性「解りました。一応お名前だけお聞きできませんか」というから名字だけ言っておいた。
それから1時間ばかりしてから、その男性が今度は条例を持ってあらわれた。
市側の男性「条例をご存じなかったようなので、持ってきました。」
その条例は詳しく読めなかったが届け出義務を課しているのは「集会」で、通行の邪魔にならない
ことが許可の条件のようでした。
私は個人で活動しており、通行人の邪魔をしてるワケでもないし、署名の意思がある人に署名の
機会を与えてるだけですよ。その男性のネームプレートを見て、あなたは安斎さんとおっしゃるんですね。
ところでアナタはどういう立場の方なんですか。と尋ねたら・・・
私は市役所から駅前広場の監視と管理業務を委託されてる(株)日装のものです。と言って名前を
名乗り、とにかく通行する人の邪魔をしたり、通行人にしつっこく署名を迫ったりしないように
気をつけて下さいと。 たしかにネームプレートの名前の役名は「監視」になってました。
ということで条例を巡る「ヤリトリ」は一件落着したんですが、彼も仕事ですから恐らく業務日報かなんかで
こんなことがあって、こんな処置をしたとでも報告をするつもりなんでしょう。
たとえ名字だけだとしても、市への報告書にワタシの名字がでると思うと気色が悪い出来事でした。