夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

武器輸出の現状の勉強会

本日、横浜のかながわ県民センター6階で神奈川平和遺族会が主催した勉強会に参加してきました。

演題は「知っていますか?日本の武器輸出」  ~日本は死の商人になるのか~
講師は武器輸出反対ネットワーク代表の市民活動家「杉原 浩司」さん

結論として云って良かったです。いままで、いりいろな講演、勉強会の参加してきましたが「武器輸出の
現状」についての講義は初めてでしたので、メデイアが伝えない現状をいろいろ知る事ができ、問題を
共有できました。

ただ、いまなら日本がアメリカのように「政・官・軍・産・学」複合体が牛耳る国にすることを止められる
タイミングです。  いま武器輸出反対の第一人者は、お話しを聴いてた限り間違いなく杉原さんですね。

なにかの機会をとらえて憲法九条の会・はだのとしての講師としてお呼びしたい方です。

防衛省の「安全保障技術研究推進制度」の創設時の2015年度の予算規模は3億円で2016年度が
2倍の6億円、そして自民党国防部会は6月2日に安倍首相を訪ね、大学や民間企業を軍事研究に
動員するための防衛省の資金提供制度を一挙に100億円規模にすることを求める提言書を手渡し
、安倍首相は「しっかり政府で動くように指示していきたい」と応じたそうです。

戦前への反省から、軍事研究には従わない方針をとってきた日本学術会議をはじめとする科学研究者
に対し「横っ面を札束でひっぱたいて」従わせるような品のないやり方ですね。それになびく大学が
多いのも困ったもんですけど・・・

ただ日本の軍需産業の企業内での売上構成比率は数パーセントと云う状態なので、杉原さんを代表
とする40人あまりの市民が6月3日に「武器輸出をやめて」という要望書を手渡すため代表的な4社を
訪問した時の」企業の対応を見て、市民運動が盛り上がれば、いまならまだ軍産複合体化の動き
は止められると感じたそうです。。

三菱電機鎌倉製作所→富士通本店→東芝小向工場→三菱重工本社の順で周り、対応は要望書を
受け取った会社、門前払いの会社さまざまでしたが、杉原さんの感触はどの企業も「市民の動き」は
非常に気にしてると感じたそうです。市民の動きが盛んになり「本業の不買運動」等に発展するのを
警戒してるようだったとのことです。

自民党の提言書の結論も「現在、我が国が優れた装備品[=武器、部品9を継続的に開発・生産し
「技術的優越」を確立・維持していくことが可能となるか否かを決する、瀬戸際のタイミングであるお(後略)

自民党の戦争大好き派も現在は武器輸出拡大を進める、瀬戸際のタイミング」と見ているんです。

はやく市民が立ち上がって「ボヤ」のうちに消してしまわないと、日本を焼く尽くす「大火事」になって
しまうなと思った勉強会でした。

決め手は「武器輸出禁止法」を、市民とリバラル派議員が結託して議員立法で成立させることですね。


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   ☆画像   上  マイクを持ってるのが講師の「杉原 浩司」さん

           下  勉強会の模様