夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

地元ライブ⇒講演会

本日10:00から秦野市商店会連合会が主催の「にぎわい市」が地元鶴巻温泉
の駐車場で行われ、デビュー以来応援してる中井町出身のシンガーソングライター
「小澤紗来」ちゃんのライブがあるというので、昼からの講演会にいく前にちょっと
覗いてきました。

「にぎわい市」のほうは、秦野市各所の人気店が出店しており、卵1パック50円
などの目玉商品目当てにけっこう賑わってました。

紗来ちゃんのステージは30分でしたが、地元に来てくれてのライブだと思うと
新鮮な気持ちで楽しめるんですね。  彼女が最近発売したばかりのシングルCD
を2枚購入しちゃいましたよ。

そして南武線武蔵中原駅に直結してる「エポックなかはら」に移動・・・

現代技術史研究会 まァるい地球をみんなで守ろう分科会主催の
「直視しよう!進み始めた日本の軍学共同」と題した講演会に参加してきました。

1部が講演で、前半講師が慶大名誉教授で物理学者の小沼通二(こぬま 
みちじ)さん、後半講師が東京新聞記者の望月衣塑子(いそこ)さん
2部が小沼さんと望月さんの対談と休憩時間に参加者から質問用紙で
集めた質問への回答でした。

防衛省は、大学や民間の研究機関を軍事研究に取り込むためのj助成金
「安全保障技術研究推進制度」を2015年に創設して軍学共同の動きを
強めています。

日本学術会議は多くの犠牲を出した日本の敗戦で得た教訓として
1950年に「戦争を目的とする科学の研究には絶対従わない決意の表明」
をしています。ところがこの意識の風化が浸食し、1995年に短時間の不十分な
議論によって運用方針が変更され、グレーゾーンをほとんど「白」に変えて
しまったんです。

防衛装備とは、ズバリ兵器・武器のことですよ!

研究助成金は1件あたり年間3000万円、3年まで。2017年の概算要求では
1件当たり数十億円のワクの研究費助成もできそうな勢いです。

これにより研究費欲しさ(要するにカネに目がくらんだ)の大学・民間研究機関
続々手をあげだしました。

  *2015年度は16大学を含む109件の応募があり9件が採択
    うち大学は4件で「神奈川工科大学」「東京電機大学」「豊橋技術
    科学大学」「東京工業大学
  *2016年度は大学5件を含む10件を採択
    うち大学は「大阪市立大学」「東京理科大学」「東京農工大学
    「北海道大学」「山口東京理科大学」  です。

注目すべきは2015年度に採択された豊橋技術科学大学ですわ。
この大学の「大西隆学長」は「日本学術会議会長」なんですよ!!!

日本の学者の最高権威「日本学術会議」の会長の大学が先頭切って
カネに目がくらんでしまってる。この調子じゃオレモオレモと後に続く
大学がぞくぞく出てくるでしょう。

この大西学長の言い分は「憲法の解釈、安全保障の仕組みは変化した。
自衛隊は90%以上の国民が支持していて・・・、民生にも役立つから承認した」
ですってさ。

オイオイ、国民が自衛隊を支持してるのは「災害救助」であって、自衛権拡大
は不支持でっせ!こんなヤカラが大学の学長であり、学者をたばねる「日本
学術会議」の会長かよ!びっくりしちゃうぜ。

小沼さんの結論は「日本の兵器開発を組み込んだ武器が世界で使われる
ことは許すべきではない。大学・研究機関は、将来の日本の形と方向を
見誤ることなく、人類の福祉と調和した研究の自由を基礎に据え、日本国
憲法を順守して軍事研究に手を貸すことなく、国民の支持のもとで
教育研究を進めるべきだとのことでした。

それはその通りですが、進み始めてしまったこの流れを止めるには
この情報が相当、私たち国民の間に広まらなければいけません。

政府に取り込まれてしまった新聞・テレビの大手メデイアはまったくアテ
になりませんからね。

私も市民運動に関わって約4年になりますけど、いろいろな講演会や
仲間内の会議や活動に参加して、知れば知るほど「軍靴のひびき」が私たち
に近付いていることをヒシヒシと感じてしまう昨今です。

     ☆画像    上から

        ・地元出身のシンガーソングライター「小澤紗来」ちゃんの演奏風景
        ・彼女がつい最近リリースしたシングルCD2種類
        ・講演会場 南武線武蔵中原駅直結の「エポックなかはら」
        ・対談、質問回答の両講師   手前が望月さん、隣が小沼さん
        ・鶴巻温泉駅近くの駐車場で開催された「にぎわい市」

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