夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

福井県 高浜原発

福井県の高浜原発3,4号機に地元住人が求めていた運転差し止め処分について、今年3月
津地裁(山本善彦裁判長)は仮処分決定をしてましたが、この決定について関電は取消しを
求める申し立てた異議を12日に退ける決定をしました。

この結果2機は法的に運転できない状態がさらに続くことになります。関電はこの決定を不服として
阪高裁に「抗告」する方針ですが運転停止期間は長引くとみて2機の核燃料は8月に取り出すことを
予定してます。

津地裁の判断は「関電は規制委の新基準に適合したことだけを持って安全性が確保されたとは
云えない」として新基準の合理性や」2機の適合性を関電側が説明するべきだと指摘。「内容に立ち入らない
まま、新基準が社会で受け入れるべき危険の限度を示しているとはいえない」としてます。

津地裁、グッジョブ!    妥当な司法判断だと思います。

地裁で納得できる司法判断がなされても、上級審にいけばいくほど政権寄りの判断に引っくり返る
事例が多いので、今後の安心はまだ早いですけど。

高浜1,2号機の原則40年で「廃炉」と決めてるのに規制委の新基準に適合したからと「例外」として
20年運転を延長することなったことには怒りを覚えます。

規制委田中委員長も「新基準に適合したからといって、安全を担保するものではない」と堂々と
うそぶいているのに・・・ いったいこの老朽原発の稼働延長による安全の保証はいったい誰が
するんですか!

日本の原発は運転後40年を迎えるのが多いので「政府が原発ゼロ宣言」をしなくても、新設は
認めないこと、既存原発の寿命は原則40年として、いっさい例外を認めず厳格に適用すること
を守れば、私が生きてる時代にはムリとしても子どもの世代には原発ゼロがソフトランディングで達成
できると思います。

確実に40年廃炉を実施することである程度時間が稼げるので、原発技術者を「廃炉」技術にシフト
できる。あるいは再生エネルギー技術にシフトできる。俗に原子村と呼ばれる巨大な利権構造システム
の解体もできるかもしれません。

原発ゼロへのとりあえずの「打ち手」は稼働寿命40年の厳格適用を電力会社に義務付けるのが
一番の近道と考えてます。その意味で高浜1,2号機の20年稼働延長は許すことが出来ません。

*話は違いますが明日告示の東京都知事選に自民党公認で出馬しする増田なにがしさんは
 東京電力の役員(社外取締役)です。自民に加え東電が全力を挙げて支援するので当選
 すると思います。その暁には、どうぞご遠慮なく東京都に原発を誘致して下さい。
 増田さんのお好きな利権のおこぼれがたっぷり吸えますよ。東電さんの役員なら安全にゼッタイの自信を
 お持ちでしょうから誘致できますよね。
 私は野党共闘で立候補してくれた「鳥越さん」を熱列応援しますけどね。
 立候補を予定してた宇都宮健児さんは、過去2回の知事選に出馬したときの「政策集」を
 昨日の会談時鳥越さんに渡したとのこと。素晴らしい! 出馬するのかしないのかの情報を  
 まだもってませんけど知事選に勝つための大人の判断です。
 鳥越さんは、宇都宮さん、石田さんの想いを背負って絶対に勝って下さいよ。 自民が割れてる
 だけに大いにチャンスがあります。 当選した暁には知事 鳥越、副知事 宇都宮人事で協定して
 宇都宮さんは辞りるという手はないですか?

      ☆動画     高浜3,4号機  運転差し止め仮処分決定に対する
               関電の取消しを求める異議を大津地裁が却下

              https://www.youtube.com/watch?v=Dz7pN549kiU      0:47


      ☆動画    高浜1,2号機  関電原則40年運転を20年延長

              世界で例なし。デタトコ勝負?  アブナイ、あぶない!!

              https://www.youtube.com/watch?v=k-ahuAw1X7E      7:26