大橋巨泉さん(82歳)は多くのテレビの人気番組を創出しましたが、一方少年時代に戦争がどんなものかを体験したものとして、同年生まれの愛川欣也さん、永六輔さんらとともに、一貫して「反戦」の論陣を張ってきました。
巨泉さんは「週刊現代」誌にコラムを連載しており、7月9日号の最終回で
直後に迫った参院選について、読者へのメッセージとしてこんな「遺言」を
送ってました。 この遺言はテレビはまったく「無視」でした。
「だが今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずな事が連日報道されている。書きたい事や言いたい事は山ほどあるのだが、許して下さい。しかしこのままでは死んでも死にきれなので一つだけは書いておきたい。安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい。最後のお願いです」
戦争へ向かおうとする姿勢を断固拒否しました。
そして、特攻隊の母といわれた大林素子さんの力作「MOTHER 特攻の母 鳥濱トメ物語」の中で、特攻隊長が出撃する隊員たちに「戦争とは
何か」を告げるセリフであった・・・
「戦争とは、爺さんが始めておっさんが命令し、若者たちが死んでゆくもの」
という戦争の実体を多用してました。この通りだと思います。
九条の会はだののスタッフのOさんが8月に配布する「大橋さんの遺言を
噛みしめてみませんか?」とのタイトルのチラシ案をまとめてくれましたので、8,9月にはチラシにして配れると思います。
☆巨泉さんの遺言について武田邦彦教授(中部大)の見解