夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

参院選 秦野市年代別投票率

今日の新聞折り込みで配布された、地元の情報誌「タウンニュース」に
先の参院選の年代別投票率が下記の通り掲載されてました。

     区分    投票率(%)   当日有権者  投票者
    18・19   47.44 18歳   1521名   774名(50.89%)
    20~24  33.59 19歳   1664名  737名(44.29%)
    25~29  33.00
    30~34  36.72
    35~39  40.39
    40~44  44.47
    45~49  49.91
    50~54  56.75
    55~59  59.46
    60~64  64.71
         65~69  71.21
    70~74  71.98
    75~79  68.45
    80~    45.54
    合計     53.11

年代別、男女別で傾向を見たかったデータですが、まず目を惹いたのが
20~34歳の年代が30%台しか投票に行かず選挙権を放棄してたと
云う現状ですね。 今年から選挙権を得た18・19歳はまだ「親のスネかじり」の年代ですから、政治に対する関心はワタシの経験に照らしてもこの程度だと思いますが、それでも半分以上が投票に行かなかった事実は重いです。

一番ショックなのは、すでに社会人になり結婚もそろそろ考える年代で
ある20~34歳代の約7割が投票所に足を運ばなかったという事実。

非正規による賃金格差とそれによる貧困化、結婚したくても経済的
に難しい年代、結婚できても子供を経済問題から子供を産みにくい年代
子供を産んでも保育所にスムースに入れるかどうかに悩む年代。借りていた奨学金の返済に悩む年代。と、自分たちの苦しみの改善に選挙が
いかに大切かを、あえて避けてるとしか思えませんよ。

彼らにも、政治家が信用できない、ワタシひとりが投票したって・・・、
候補者の政策・人柄が良く解らない、誰がやっても同じだから、投票する人がいないから、等々、それぞれに自分を納得させる理由は付けてるんでしょうが、これでは政府は若者は票につがらないからと若者に有利な政策は後回しにしますよね。 そこには中々気付かないのがこの年代ですよ。

もったいないことをしてると、思わざるをえませんね。

現在、非正規雇用者は約3千万人と云われてるので、この3千万を
纏めれば彼らに有利なのにね。

9条の会・はだのもこの世代への働きかけをしたつもりでしたが、完全
に空振りでした。 悩み多い大きな課題です。

年寄りやメデイアから言われるのではなく、同年代同士で「投票にいこうよ」と誘い合うようにならなきゃね。 でも、これが難しいんです。