今回は陽気なラテンの国ブラジル、カーニバルの街リオデジャネイロでの「開会式」
とあって、大変明るい式典の印象でした。
昔は各国選手団の入場は開会式の時は比較的整然と行進して正面スタンドの貴賓席前を通過するときは、そろって「拝礼的」な表敬挨拶をしてたもんですが、いつのころか閉会式のときのようにリラックスしての行進で良かったと思います。
おそらくボランテイアの人たちだと思いますが、各選手団の再後列には、サンバリズム隊がリズムを常時刻んでいたのが案外効果があったのかもしれません。
さすがカーニバルの街でのオリンピックだと思いました。
そんなこともあってか、正面スタンドのTVカメラ前を通過する選手ではしゃいで
目立とうとする選手がたくさんいましたが、オリンピックというお祭りに参加できた
という喜びが素直に出てて悪い気はしませんでした。
今回では個人参加の「難民チーム」を含めて、全部で208の国や地域と個人チーム
地球上にこれだけの国や地域があり、それぞれの地域の文化と歴史のうえに
立って暮らしています。私がこの世に生を受けた時の地球人口は20数億人、それが現在は70数億人と70数年で約4倍に増えたのに、暮らしてる地球はたったひとつのまんまです。2030年には地球人口は90億人を超える見通しのなか、いったい地球は何億人までの人類の面倒を観れるんでしょうか?
環境破壊も進み、鉱物資源、植物資源、水資源、耕作地はますます減少するなか
で人類はいつまで「平和のお祭りオリンピック」を開くことができるのでしょうか?
浮かれてばかりいないで、人類みんなで考えなきゃいけない問題ですね。
IOCが今回からオリンピック名誉賞を新設しケニアの「ケイノ」さんが最初の受賞者
になったことと、ケイノさんが受賞挨拶で「教育」の大切さと機会均等の必要を
強調してたことも良かったですね。
したら「森組織委員長」があいさつするのかなと思ったらゲンナリしました。
まさか「日本は神の国」発言でもしちゃうんではないかと・・・
おりから本日は「広島原爆の日」1945年8月6日午前8時15分に広島で原爆により20数万人の一般市民が殺された日です。
まさに平和の祭典リオオリンピックの開会式が進んでる最中に、広島では原爆が作レtる何の罪もない一般の市民が焦熱地獄のなかで次々に殺されてました。
ブラジルは多民族国家ですから多様な民族が認め合って国づくりをしてきた
歴史がありますが、日本は島国なのでほぼ単一民族で歴史を作ってきましたが
今後、どこまで多民族を受け入れ協調できるかが心配ですね。
次の東京五輪も開催する以上は誘致の時のコンセプト通り、8km四方でお金を
かけない五輪にするよう努力しなければいけません。
森組織委員長が小池新知事誕生の感想を聞かれ「8km以内でやった方が
カネがかるんだよ、小池さんにはもっと勉強してもらいたいね」的な発言の根拠を
ぜひ明らかにしてもらわねばね。
だって当初は東京五輪の総費用概算は7,800億円程度として誘致しておいて
、いざ誘致できたら2兆円とも3兆円とも(ここですでに1兆円も違う!っていったい
どういうことなんだ!)なんてシラ~って言ってるのは誘致サギとか言うほかないでしょ。日本の「モッタイナイ思想」で既存施設を最大限活用して、コンパクトな節約
五輪の原点復帰五輪にして、開発途上国が大都市東京があんなに「素朴な
オリンピック」が開催できたんなら、我々の街だって手をあげてみようと立候補しやすくなる東京五輪にしてもらいたいですよ。ホントニ・・・