のチラシについて議論され、11月中旬以降に南スーダンに派遣される予定の
安保関連法制(=戦争法)によって付加されたので、その内容についての問題点を
市民の方にお知らせすることに決まりました。
といっても、私自身南スーダンの国状についてほとんど理解しておらず、昨日の
会議で現在南スーダンへの国連平和維持活動(PKO)に国連の要請に応じて
派遣してる国は61ケ国もあるのにアメリカ軍とイギリス軍は派遣されてないことを
メンバーのTさんから聞いて、初めて知ったレベルだったんです。
それではまずいと、ちょっとだけ勉強してみました。
この南側の地域は石油資源が豊富でこの利権をねらったアメリカとイギリスが
裏側で独立を支援したんです。
ところがその後2013年7月にサルバ・キール大統領(ディンカ族)が、
リーク・マチャール副大統領(ヌエル族)を突然解任してしまったんです。
その5ケ月後の同年12月に大統領警護隊内のディンカ族の部隊とヌエル族
の部隊との間で衝突が発生し、またたく間に全国各地の部族間紛争に発展
してしまいました。
は和平合意を締結し、マーチャル氏は副大統領に復帰しました。
しかし、今年の7月に(まだ2ケ月前のことですよ)に首都ジュバで再び戦闘が
発生し、300人以上が殺害されマチャール副大統領はスーダンに逃亡しました。
現在、周辺諸国に逃れた難民は70万人以上、国内避難民は約160万人と
いわれています。
アフリカは部族意識が高いので部族間の覇権争い、、また覇権勢力内での
主導権争いも激しく、日本の「戦国時代」を彷彿とさせる「内乱状態」にある
といっても過言ではないような感じがしますね。
さて、このような状態で11月に派遣されると予想される陸上自衛隊に、
邦人などが危険に巻き込まれる恐れがある場合に警護を行う
「駆け付け警護」の任務が安保関連法制(=戦争法)に」よって付加された
ワケです。当然「武器使用」するケースが予想されるため、そのための
云わば「実戦訓練(=国家による殺人訓練)」を始めたということです。
この際、日本のPKO参加5原則を、みなさん、よ~く確認しておきましょう。
①紛争当時者の間で停戦合意が成立していること。
②平和維持隊が活動する地域の属する国を含む紛争当事者が、
平和維持隊の活動および平和維持隊への日本の参加に同意していること
③平和維持隊が特定の紛争当事者に偏ることなく、中立的立場を厳守すること
④以上の基本方針のいずれかが満たされない状況が生じた場合には、
日本から参加した部隊は撤収することができること
⑤武器の使用は、要員の生命等の防護のために必要な最小限のものに
限られること。
日本政府は、南スーダンで武力紛争が発生しているとの公式見解を取って
おらず、「PKO5原則」は覆されていないとしております。
がんとして認めないことにつながってるようだぞ)
一旦、始めちゃうと中々止められないのは「先の戦争」の時と同じですよ!
軍隊を持ってませんので、この犠牲者はどのような扱いになるんでしょうか?
軍人ではないから「名誉の戦死」とも言えないし・・・ 保障はどうなるの?
犠牲者がでた場合、政府とメデイアがどう出るかが大変心配です。
安保関連法を適用したからだ。廃止しなければいけないと本当のことを言っても
日本のメデイアは、崇高な使命のために散った自衛隊員を冒涜するのか
的の非国民呼ばわりするように煽りたて、もっと軍備を強化する必要がある
もっと自由に武器使用ができるよう「範囲」を広げるべきだと言う方向に世論
を誘導するような気がしますね。なにしろ、今のメデイアは先の戦争と同じで
大本営発表をそのまんま垂れ流すしか能がありませんからね。
厳しく、政府を批判してくれるのは「日刊ゲンダイ」くらいなもんでしょう。
下の動画をご覧になって、、皆さんはどのように判断されますか?
PKO部隊は撤収すべきだと考えてます。
☆動画 南スーダン内戦
☆動画 南スーダン情勢 解説