夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

伊勢原の学習会に参加

本日は伊勢原市の中央公民館・音楽準備室で「TPPとグローバリズム
考える市民の会」が主催する学習会に参加して来ました。

学習会タイトルは「現在の日本の現状を知って、今、できることを考えよう」
憲法改定・秘密保護法・TPPの3本の動画を見て~

観賞したDVDは・・・

 ・三雲崇正弁護士  「自民党改憲草案」について(約20分)
 ・鈴木宣弘東大教授 「TPP、大間違い」(約30分)
 ・伊藤絢子弁護士  「秘密保護法、ここが問題」(約20分9

観賞後、参加者間同士のDVD内容を踏まえた意見交換会という進め方
でしたが、私は16:00~憲法九条の会・はだのの東海大前駅での
10月の伊藤真弁護士の憲法講演会の案内チラシ配りに参加するため
動画観賞が終わったところで失礼して、東海大前でのチラシ撒きの方に
移動しました。 それでもチラシ撒きには15分ほど遅れてしまいましたけど。

観賞した動画の中では特に農文協が発売してる「知ってますか?TPPの
大まちがい」が特によかったですね。

TPPは、マスコミが盛んに宣伝してる関税廃止による日本の農業への影響
はホンの一部で、暮らしの24分野にまたがるこの条約によって儲けるのは
米国中心の多国籍企業だけ条約参加国の国民にはほとんどないということを、
賛成派の意見に対する見事な反論を非常に解りやすく紹介してるものでした。

TPPで日本の経済成長が図れたり、日本の農業は品質がいいので
輸出すれば衰退することはないとか、安い食品が輸入されるので
暮らしにはメリットだとか、賛成派が我々を騙す宣伝に対して 
このDVDを見れば全てがまったくウソであることがハッキリと理解できます。

メデイアの宣伝に騙されている人にまず観てもらいたい動画だと思いました。

はだの九条の会でも購入して「学習会」を開きたくなりました。

主催者のIさんが動画の途中や1本終わるたびに見解を少し述べるのですが
自民党改憲について、なるほど、そうかもしれないという見解には私も
同意しました。

Iさんが云うには、安倍首相はいざ憲法改憲論議が具体的に進められたら
、恐らくマスコミや市民運動する我々が自民党改憲の主目的は「九条」
だろうという思いに対して、九条を変えるのは国民の納得が得られないので
変えませんと譲歩したふりをして、国民、マスコミに9条の改憲は食い止める
ことができた、ああ、良かった、良かったと喜ばせ、その代わりとして緊急事態
条項(自民案第98条、第99条 総理大臣が緊急事態を宣言すれば、内閣は
法律と同じ効果を持つ政令を制定できる。予算も自由に使うことができる。
地方自治の長に対し指示するjことが出来る→内閣は独裁政治を行える)と
家族条項(自民案 第24条  家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、
尊重される。家族はお互いに助けあわなければならない→家族のことは
家族の間で問題をかたづけてよ、国は面倒みないよ、ということ)

安倍首相はなぜ九条は変えないと譲歩できるのか?それは、すでに成立・施行
されてる安全保障関連法制(=戦争法制)によって「九条はすでに実質的に改憲
されてるか米国の従属国として、自衛隊を差し出すことができるようになってる
から・・・というのがIさんの見立てでした。

ずるがしこい自民党のことですから、メデイアを味方につけてこの方法で
実質改憲を成し遂げてしまうことは充分ありうるなと思わせてくれました。

本日の東海大前駅でのチラシ配り参加者は駅頭7名、周辺ポステイング3名
の10名でしたが、東海大生の受け取りは相変わらず悪いのなんのって。

世の中、悪く変わっちゃったあとで「シマッタ!」と思っても知らないよ。オイラ。

   ☆画像   伊勢原での「学習会」の模様(休憩時間に撮影)

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