夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

五輪・原発詐欺

みなさんがあるショッピングセンターに買い物にいったとします。

気に入ったデザインの洋服が目にとまり、値札をみたら「7,340円」となって
おり、お手頃価格で自分の予算内でもあったので、買うことに決め商品を
抱えてレジにいき商品と現金を出して注文をしました。

そこへ強欲そうな店主が飛んできて、いきなりこう言ったのです。
「お客様、この商品は有名デザイナーのビンテージものであったことが、昨日
解ったんですが、忙しくて値札を替えてなかったんです。実際は
「30,000円」をいただくなくてはならないんです。なんとかお支払いして
いただけませんでしょうか?」

こんなことが、世の中に通るでしょうか。

100%、みなさんは「なに言ってんのよ。こんなバカなことがありっこ
ないじゃないの。こんな店には2度と来ないわ!」といって怒って帰るのが
普通ですよね。

いま起こってる「東京五輪大会費用」と、原燃の再処理工場費用は、この
政治家と管轄官僚が仕組んだ「国家詐欺」といっていいようなことなんです。

まったく税金を払う国民を詐欺にかけてるとしか、いいようがありません。
国民は「バ~ロ~、馬鹿にすんな!  こんな詐欺にひっかかるワケが
ないじゃないか。そんな商売止めたらいいだろう。いや止めるべきだ!」
と怒らなくてはいけないのに、大きな声にならないのはなぜなんでしょうかね。

東京五輪の招致時の見積もりは「7340億円」でしたよ。それが総額
「3兆円(当初見積もりの約4倍)」を超えるかも知れないと話が変わり、
いまだに総額がいくらかが解らず、責任を持って積算する組織がはっきり
してないというメチャクチャ状態。

そして、ウラン燃料の再利用のため民間企業の日本原燃青森県六ケ所村
の再処理工場は1993年に着工したもののトラブル続きで工期を23回も延期。
建設費も当初見積もりの「7600億円」から現在は「2兆2000億円」(当初見積もり
の約3倍)」膨らんでおり、経産省は費用総額を少なくても「12兆6千億円」
(当初見積もりの約18倍!)になると試算をしているんですよ。(10.4東京新聞

だからといって成功が約束されてるプロジェクトではありません。

国としては「再処理」を続けてないと「プルトニウム」がたまるばかりで国際的
な説明がつかないから、アテのない事業にとんでもないムダガネを使い続けてる
のです。

この二つだけじゃないですけど、とりあえずこの二つの「国家詐欺」に対して
ホンキで怒りましょうよ。国民として国家と原発村を断罪しましょうよ、みなさん。

  ☆動画   核のゴミを抱える村 青森六ヶ所村の現実