夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

廃炉する「もんじゅ」の使用済み核燃料取り出し開始

日本原子力研究開発機構は昨30日、廃炉が決定
してる高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の
使用済み核燃料取り出し作業を予定より1ケ月遅れで
開始し.、燃料一体.を「燃料池」と呼ばれる水で満たした
プールへの移送に成功しました。機構は今後2022年
までに「燃料貯蔵設備」と原子炉に入っている計530体
の取り出しをしていく計画です。これは廃炉の第一歩
廃炉完了目標は2047年です。廃炉完了まで
予定通りにすすんだとして、あと30年かかります。

元所長の向さん(70)によると、出入り機などの大型
装置は40年ほど前の設計。炉心の.使用済み
核.燃料を取り出す際には、高さ約8mの出入り機を
数ミリ単位の誤差で動かす必要があり、経験者は
いないので経験不足によるトラブルを懸念してました。

高速増殖炉の燃料はウランではなく主にプルト
ニウムで、燃料のプルトニウムが運転中に増える
事から「夢の原子炉」と呼び国産技術でつくる目標
でしたが、1994年の運転開始したもののトラブル
続きで20年以上ほとんど稼働できなかったので
2016年9月政府は廃炉方針を決断しました。


実用化の成功した例はどこにもなく、アメリカ、ドイツ、
イギリスは1990年代前半に研究から撤退してます。

もんじゅは「金食い虫」と言われ、当初の建設費は
4千億円の予定が6千億円に。運転停止中の維持費
が年間200億円、一日5千万円ですので、これまで
かかった費用の合計はゆうに1兆円を超えています。

死んだ子の歳を数えても仕方がありませんが、
20年前に国策として「自然エネルギー推進」政策
に切り替え1兆円の資金をそれに投資していれば
日本はとっくの昔に「自然エネルギー大国」として
エネルギーの自給自足ができ、毎年海外から
化石燃料を購入してる20兆円が国内の諸事業
に使えるという機会損失をしたということが
残念でなりません。

それにしても、なぜ損害がこんなに大きくなる前に
止めることができなかったのか?と、云う点が
先の戦争をなぜ早くやめられなかったのか?
に通じる話しですね。それに、だ~~れも責任を
取らない点も同じ・・・

さらに問題あるのは、これだけ高い授業料を払った
のに、政府(原発ムラ住人)は、高速増殖実験炉の
(原型炉の一つ前の段階)「常陽」をもんじゅの代わりに核燃料サイクル推進を続ける方針だというからあきれてしまいます。いったい、いくら国民の税金をどドブに
捨てる気なんだよ(怒)

早く、原発には見切りをつけ「自然エネルギー100%」
にむけ、もてる資源を集中する決断をすることです。

ちなみに「もんじゅ」は,智恵の菩薩「文殊菩薩」に
あやかった名前。「三人寄れば文殊の知恵」の語源
ですよ。少しは税金を生きて使うことに智恵を使い
なさいよ。自分たちの利権をを確保することばかり
にアタマを使ってると脳ミソが腐っちゃうよ。
もっとよく考えてちょ!

それと、自然エネルギーのことを「再生エネルギー」
とメデイアや政府や電力会社が呼んでるケースが
見受けられますが、私はこれには大反対で「自然
エネルギー」一本に呼び方は統一すべきと思ってます。

なぜなら、「核燃料サイクル」もシフは、使用済み
核燃料」の再生エネルギーだと得意の「言い換え」で
国民をだますことがあり得ると思っているから・・・

           ☆画像
         上    高速増殖炉もんじゅ」全景
イメージ 1

イメージ 2

         下     文殊菩薩

     ☆動画  もんじゅ使用済み核燃料取り出し
           1:08

        ☆動画  高速増殖炉ってなに?  3:00

     ☆動画  もんじゅに代わり再稼働?「常陽」
           0:41