夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

ただいまTPP衆議院特別委が強行採決

本日16:25分ころ衆議院TPP特別委員会が怒号飛び交うなか
批准に賛成することについて強行採決で可決してしまいました。

日本の国益アメリカに売り渡し、多国籍企業のためだけに尽くす
バカ丸出しの自民党公明党日本維新の会の国会議員によって
国の主権を放棄する貿易協定を調印した12ケ国の、まだどの国も批准
してないばかりか、アメリカのオバマ大統領が任期中にTPP発効の承認を
議会で得ることは難しく、アメリカが批准する可能性はゼロに近づきつつ
ある状況の中での強行可決です

安倍首相は先日「我が党は結党以来、強行採決をしようと考えたこと
はない」と、平気な顔でうそぶいたばかりなので「大ウソツキ首相」
のレッテルに箔をつけました。

なんで、こんなに急ぐのかについて大手新聞の政治部記者はこんな
見方を話してたそうです。
「TPPは経産省の”悲願”だからですよ。戦前、軍部が悲願のために
暴走したのと同じで、走り続けてきたものをもう引き返せなくなってるだけ。
特に安倍首相の首席秘書官である今井尚哉は経産省出身で第二次
安倍政権でTPP交渉を後押ししてきた人物。官邸も”TPPありき”で、
進んできたので、批准を急ぐことに、なんの合理性もないんです。」

この記者の見たては、安倍首相は官僚のいいなりだってこと!

メデイアもだらしがない。上記なような情報があれば、ちゃんと裏付け
をとって記事にしろよ。なさけねえ!

この貿易協定の正文は英語、スペイン語、フランス語のみで作成され
付属文書をいれると5000ページを超えるものなのに、日本語での
正文作成を日本は要求していないのです。外務省が全文を和訳
したのかも不明です。おまけに和訳された文書でも重大な誤訳が
多数見つかってます。

ですから与党議員どころか日本政府の閣僚もほとんど内容を知らない
のです。にもかかわらず、衆院TPP特別委のバカ議員どもは官僚から
いわれるままに、本日これに賛成してしまったんです。

日本の食糧自給率は2015年度のデータでもカロリーベースで39%と
主要先進国のなかでも最低水準なのですが、なんとTPPを進める
農林水産省2010年の試算でTPPが発効されれば食料自給率
14%に低下すると発表してるんですよ。

もしも気候変動による凶作とか、なんらかの要因で食料輸入をストップ
されたら、その時の国内農業は生産従事者のいない「荒れた農地」
しかないという悲劇が待ってるだけなんですよ。その時TPP批准を
決めた安倍以下のBKD(売国奴)議員は悠々たる生活を送ったうえ、
とっくに「あの世」に逝っちゃってるので「責任の追及」しようがないです。

「戦争ができる国」「日本を米国基地だらけの国」原発を止められない国」
「情報を隠蔽する国」「軍需産業国家」「格差社会」にしてしまった
安倍自公連立内閣は「史上最低・最悪の内閣」です。

こんな政府を選んでしまった、有権者にも責任があります。選挙に
いかない半分の有権者非正規雇用の人が、政治は自分たちに関係
ないと無関心を決め込んだ結果ですから、口グセの「しょうがない」を
言って、どんな社会になろうとあきらめるしかないですね。
(かなり、捨て鉢になっておるのだ)

とりあえずはアメリカのTPP反対勢力に期待をかけるしかないですが
トランプ、クリントン両候補ともTPP反対のポーズはとってますが、
アメリカの国益が増すことが判明すれば態度を変えるのは、まず
まちがいないでしょう。

自由(旧生活)、社民、共産、市民連合政権交代を成し遂げない限り
日本は「暗闇」から抜けだせそうもありません。

今日の夕飯は、怒りできっと「アジ」を感じないかもしれませんや。