夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

今朝の地震影響への疑問

今日の早朝東北を直撃した震度5弱、マグニチュード7.4の大地震
のニュースには5年前の悪夢再来かと思って「キモ」を冷やしました。

津波警報には5年前の体験もあるし、予想では最大3m程度とのこと
でしたので大災害にはなるまいと思ってました。

一番これはヤバイと思ってたのが「福島第2原発」の「使用済み核燃料
冷却プールで自動停止装置が起動し冷却水供給がストップした」という
ことを民放TVニュースが伝えてたことですよ。(私はNHKを見ないので
NHKがどう伝えたかは分かりません)

冷却プールの冷却水供給を自動的にストップさせる装置?

こんな大事な情報をTVl局はさら~と流してましたが、これは日本が
ひっくり返るような大事件なんでしょって!
(福島第2原発のプールでは現在2544本の使用済み核燃料が保管
されており、なにかことあれば日本が破滅するレベルではないでしょうか)

「自動停止装置」というといかにも「安全」のための装置が起動した
ような感じで伝えてましたが、そりゃ~違うんじゃないのって。

福一原発事故でも体験したけど、冷却プールに冷却水が供給されなく
なったら使用済み核燃料の発熱がとまらず大爆発だかなんだかを
起こすんでしょ。

お昼の情報番組でどこやらの誰かが、したり顔で、「揺れによって
冷却プールの水が動き水位が下がったことによって異常があるかも
しれないと自動装置が感知して起動し、点検して異常がなかったので
約1時間半後に再起動した。この間の温度少々は0.8度であった
と発言していて、まるで問題ないように我々を騙してました。

私のシロート考えでは「水位の低下」を感知したら自動的に冷却水
を止めるという発想の装置が理解できないのです。

だって「使用済み核燃料は発熱し続けるから、冷却水を供給し続ける
のがイノチ」と福一事故で学んじゃなかったですか。福一では消防庁
ヘリを飛ばし、上空からの「水撒き」までやりましたよ。それほど大切な
冷却水供給のポンプをワザワザ止めるなんて、シロートの私には
考えられません。

安全確認のために冷却プールにとって、最も重要な冷却水供給
をストップするという、安全とはマッタク真逆なことをすることが
考えられません。

この疑問をMLで仲間に投げかけたら女性のNさんが原発問題
に詳しい有名な広瀬隆さんに問合せしてくれて、下記の回答を
寄せてくれましらた。

「冷却用ポンプの停止は、使用済み核燃料プールの水が、地震
揺れでスロッシングという現象を起こし、大きく揺れて波打ち、それで
水位の低下が起こったので、運転員は「異常がある可能性」として、
ポンプを一時停止して点検し、1時間以上かけて異常がないことを
確認し、ポンプを再起動させた」というのが東京電力の説明です。
その通りであれば、今回のトラブルは大事件ではなかったことに
なります。

ん?東電は運転員が点検の止めたと説明してるが、TVでは
「自動停止装置」が起動したと確かにいってたぞ。

TV局は最初の「自動装置が起動してストップした」という情報はどこから
入手したんだろうね。当初は東電がほんとのことを記者に発表しち
まったんじゃないかね。  その後「自動でポンプが止まる装置」なんてえ
のを設置してたら、私のようなシロートに突っ込みを入れられるから
運転員がストップしたことにして誤魔化したんじゃないかと、いまだに
疑ってる私です。

なにせ盗電さんの「いんぺい」「ごまかし」は年期がはいってますからね。

ホイホイと、信じられませんよ。

    ☆動画  福島第2原発 冷却水ストップを伝えるニュース