夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

台湾が「原発ゼロ」を法律に明記

本日の東京新聞の社説に「我が意を得たり」の思いでした。

*抜粋しました。

見出し  「2025年までに原発の運転を完全に停止する」を法律に明記

本文   これは日本のことではないかと、錯覚に陥りそうになる。あるいは
      日本でこそ起こるべきことではないか。

      台湾の原発は第1原発から第3まで3か所6基(うち2基は
      すでに稼働していない)。もっとも新しい第3原発が1985年
      の運転開始、すなわちすべての原発が、2025年までに
      40歳を超えることになる。日本でも原発の法廷寿命とされ
      ている期間である。(ただし、1回に限り適合審査をパス
      すれば20年延長できるという「抜け穴」が用意されてる
      →台湾はこの延長を認めないことに法律を改正した)
                  
      台湾の電力事業は公営の台湾電力の独占で、前馬英久政権
      は第4原発の建設を手掛けていた。しかし、2014年4月の
      大規模な反対エモを受け、運転延期と工事停止を決めた。

      したがって、40年の寿命を終えた原発を順番に停止させ、
      自然エネルギーに置き換えていくことで、自然に原発ゼロ
      にできるのだ。

      ほぼ同じ状況下にありながら、台湾ではなぜ、アジアで
      初めての原発ゼロを期限を切って法制化できたのか。

      台湾にあって欠けてこの国に欠けているもの、それは
      福島に学ぶ心、民意を聞く耳、そしてその民意を受けて、
      国民の不安を解消し、命を守ろうとする政治の意思で
      ある。

      福島に学んだ台湾に、この国も学ぶべきではないだろうか。

まったく、私の原発についての思いそのものですよ。これ決めたのは
台湾の「民進党」政権ですよ。日本にも同じ名の政党があったような
気がするけど、原発についての発言はほとんど聞こえませんし、先の
参院選のときの公約でもどうしたいのか明確にしてませんでした。

日本の原発をゼロにもってゆくには、40年寿命で廃炉を厳守する
「軟着陸方式」がもっとも現実的でしょって!簡単なことじゃない
ですか。自分たち(民主党政権時代に野党だった自民、公明も賛成
して決めた法律改正ですよ)が決めた法律を守ればいいだけの
話なんだから。もっとも憲法さえ守ろうとしない安倍ポン太政権で
憲法、法律なんて守るためでなく、うまく破るためにあるんだと
思ってるヤカラが多そうなんで、いってもムダかな。野党が協力して
また、政権交代しない限り、台湾のようなことはやらないね。

口をひらけば「国民の命と暮らしを守る」なんてことを、しらじらしく
言ってるけど「大ウソ」ということがハッキリ解りますよね、マッタク!

台湾にも原子力利権に群がる「原子力ムラ」はあって相当」な抵抗を
したんでしょうけど、国民の命を優先して抵抗を抑えたということでしょう。

台湾にできて日本に出来ない理由なんかありません。日本の原子力
規制法も寿命40年戸」決めてるんです。ただ法律を守るという基本中
の基本を政治家や官僚、電力会社が守ればいいだけなんですよ。

政治家も官僚も経済界も「法律の抜け穴」ばかりねらえば、違反に
問われないというさもしい根性で仕事をしているヤカラが多いと
云うことなんです。

衆議院選の野党四党との共闘にあたって市民連合と結ぶ「政策協定」
の項目に原発稼働40年で廃炉を入れることに最後までこだわって
いきたいと決意を新たにしているところです。

    ☆動画  台湾が脱原発法を可決、アジアで初!