夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

都議選に思う

東京都議選の開票が行われていて、只今現在
小池百合子知事率いる「都民ファースト」なる
怪しげな「地域政党」が過半数を占めるという下馬評
通りの結果が確実のようです。

私は都議選を見てて「保守対保守」の権力争い、
個人が政治家という美味しい仕事にありつくには
どっちについたらいいのかという、下心ミエミエの
選挙戦であったしメデイアもまたリベラルをつぶすこと
にうまく立ち回り都民を洗脳したと思ってます。

いつの選挙だったか忘れましたが、大阪で橋本徹
さんが「維新」を立ち上げ、渡辺喜美さんの
「みんなと党」と合わせメデイアはその2党を「第三極」といかにも新たな野党勢力にように囃し立て、民主党が掲げた素晴らしいマニフェストを守るために分離した小沢一郎が率いる国民の生活が第一」についての
情報を極端に制限しました。その結果「国民第一」
分離時70数名の代議士を有していたのに一桁台
の当選しか果たせませんでした。

その後の「維新」「みんな」はどうなったかはみなさんも
ご承知だと思います。第三極なんかでは全然なくて
自民党にすり寄るだけの「野党」でも「与党」でも
ない「ゆ党」と揶揄された挙句、残党も現在では
完全に第二自民党ではないですか。.

都議選で自民党議席が大幅減になったのは
国政選挙への影響を考えるといいといえるのは
確かですが、その結果を民進党が受け皿になりえず
自民と同じ権力欲が旺盛な橋本徹並みのパフォー
マンス知事の人気にあやかろうと、就職先確保に
すり寄った日和見議員たちに議会改革、都政改革
なんて難しいと思ってますけどね。
所詮は自民党とおんなじなんですから・・・

せめてリベラルに属する共産党が少しでも
議席を増やせれば都民の人の良識に少しは
期待できるかもしれませんけど。(私の支持
政党は市民参加の環境政党 緑の党です)

東京新聞の社会面(28面)のコラムで「時事芸人」
として活躍してるプチ鹿島さんの記事に都民ファーストが躍進しても「保守の中の席替え」と表現してましたが、まさに言い得て妙だと思いました。