夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

桜木町→伊勢原

イメージ 1

(伊勢原の写真は撮り忘れました)

本日は、桜木町で9:00~12:00まで「かながわ市民
連絡会・全体会議」に参加したあと、伊勢原に移動し「いせはらのアゴラ」に15:00~17:00参加でした。

ただ2つとも気をはる会議ではないので特に疲れると
いうことはありません。

行き帰りの電車内で半藤一利さんの「戦争と平和」を
読んでましたが、この本は毎日、誰かに紹介したく
なるものがありますので本日のお気に入りを紹介
します。

☆2万5千人の出陣学徒に東条英機は・・・

ときに昭和18年(1943)10月21日、所は神宮外苑、天候雨・・・これほど多勢を戦場に送り出すべく、死んで来いと高みから叱咤激励するのは、さぞかしいい気持ちであったであろう。その訓示にいわく。
「・・・ただいま諸君の前に立ち、親しくあいまみえて、私は神州の正気劃然としていまここに集結せられて居るのを感ずるものであります。・・・諸君はその燃え
上がる魂、その若き肉体、清新なる血潮、すべてこれ御国の大御宝なのである。このいっさいを大君の御為に捧げ奉るは、皇国に生を享けたる諸君の進むべき
ただ一つの途である」その人、東条英機内閣総理
大臣兼陸軍大臣。とにかく、この髭と眼鏡の 陸軍大臣は独裁者よろしく偉く壇上に聳え立っていた。
その大将がいつの間にやら「昭和殉難者」と呼ばれて戦争犠牲者になってうやうやしく靖国神社に祀られている。当時中学生でありいまや老骨のわたくしは、人の
世の有為転変にただ目を白黒するばかり。
(歴史のくずかご:原文のまま)

昨日の平和行進出発式で高橋秦野市長は
「戦争は人災だから、人間によって止められる」と
挨拶で述べてくれました。

それなのに、ただいま現在でも国家による「殺人命令」により、若者が、知りもしないし、恨みもない人の
上空から爆弾を落とす。

人間は「歴史に学べない」存在なんですね。

わかっちゃいるけどやめられない!

植木等が(作詞:青島幸男)「スーダラ節」で
喝破した人間の深淵です。