夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

豊かな未来をひらくジーンバンク

みなさまは.「ジーンバンク」というのを

お聞きになったことが、ありますか?

私たち人類の共通資産である「タネの銀行」

や「遺伝子銀行」とも別称される種子を

保管しいろいろ分析・研究・保存をしている

施設です。種苗法が成立の間近ななか、在来種

という昔から農家が収穫物から「タネどり」を

して翌年そのタネを撒いて再生産に利用して

きましたが、タネを品種改良した育成権者に

ある期間「特許権的」な「育成者権」という

権利を認めることに種苗法を変えたため、

成立後は在来種の自家採取(自家増殖)が

禁止されてしまうのです。特許のたねを

農家に継続購入させ、肥料と農薬のセット

販売で世界農業を支配しようと目論む、

多国籍企業は、タネどりをした農家に

「特許侵害」と訴訟を起こし.、勝訴すると

その土地を収用するというビジネス手法を

多用してきます。その訴訟で農家がそれは

「在来種なんだ」と主張しても、在来種

であることを訴訟で証明することに、膨大な

時間とお金がかかることから、多国籍企業

チカラ負けして、残念ながらナミダをのむ

ケースがほとんどの様です。それに違反が

決まれば10年以下の懲役、1000万円以下の

罰金ですからね。「小農」潰しといっていい

種苗法改定ですよ。その訴訟の時、在来種

あることを、データやその品種の特性表

を駆使して証明してくれる可能性が強い

のが「ジーンバンク」です。本来は各県

レベルでジーンバンクがあるのが望ましい

のですが、私が調べた限りでは、地域では.

広島県兵庫県にしかありません。しかし、

農林水産省管轄の外郭団体で「農業生物資源

ジーンバンク」という素晴らしい中央機関

があったことを知りました。現在は在来種

の保護・保存訴訟への対応という業務は

入ってないようですが「種苗法改定法」が

 成立してしまったら、日本の農業、農家の

権利を守るため、「訴訟対応部門組織」を

具体化してもらいたいと思ってます。

☆動画 農研機構紹介ビデオ

    豊かな未来をひらくジーンバンク

https://www.youtube.com/watch?v=nJLD5gXoAQY   14:30