初当選した自民党の河井案理氏＜46＞と夫の
議員らに現金を配ったとされる買収疑惑で
検察当局が、克行氏を17日の国会閉会後に
公選法違反（買収）容疑で立件することで
調整していることと、妻の案理氏も同容疑
で立件する方針を固めたことを報じました。
国会議員には国会開会中は不逮捕特権が
あるので、閉会をまって立件することを
判断したようです。克行氏は案里氏の立候補
が決まった昨年3月以降、選挙区となる
広島県の県議や市議・首長をはじめ、
後援会組織を束ねる幹部ら計数十人にそれぞれ
数万～数十万を渡した容疑です。検察当局の
狙いは河井事務所に振り込まれた相場の10倍
にもなる1億5000万円もの巨額の選挙資金が
買収の原資とみており，焦点はこの巨額資金
の振り込みを誰が誰の了解を得て、あるいは
誰の指示でやったのかということです。
これは、とても幹事長の独断で動かせる
金額ではありません。
と、なると幹事長より上の自民党安倍総裁か
首相官邸しかあり得ません。つまり安倍首相
の関与が強く疑われる案件なんです。そもそも
案里氏を擁立したのは安倍首相なので、
河井案件はそのまま安倍案件となるので、
ムリ筋の法解釈変更をしてまで守護神の
黒川氏を定年延長させる必要があったの
でしょう。
ところが「官邸の守護神」と呼ばれてた
東京高検の黒川前検事長が「かけマージャン」
でまさかの辞職。守護神を失った政権中枢に
検察が斬り込み、安倍首相を「お縄」に
することが出来るかどうかがおおいに
注目されています。郷原信郎弁護士によると、河井氏らが、「案里氏を.当選させるために」
金銭を提供したことが「選挙人または選挙
運動者」に対する「供与」として買収罪に
問われるのであれば、その資金の提供者は、
「第一号から.第三号までに掲げる行為（当選
を得る、得させる目的での金銭等の供与）を
させる目的をもって選挙運動者に対し
金銭若しくは物品の交付」（221条3号）を
したことになり、（少なくとも、「選挙運動者」である克行氏本人に提供された分
については「交付罪」が成立することになる。
と、しています。
