本日「神奈川七沢小林多喜二秋の集い実行委員会」が主催して、映画「わが
青春つきるともー伊藤千代子の生涯」の上映会が伊勢原市文化会館小ホール
で10:30~と13:30~の2回上映で開催されたので、午後から秦野市
南公民館で13:30~からの会議に参加するため、10:30から上映の会に
参加してきました。時代は小林多喜二が獄死したと同時㈹。1925年に
成立した治安維持法の拡大適用で,反戦や主権在民、基本的人権を求める
国民を「アカ」と称して特高警察がかたっぱしから捕まえて「思想犯」
として拷問したり、刑務所に送ったりされたなかで、自分の思想を守り抜き、
それがために24歳3カ月の若さで死した伊藤千代子さんという実在の女性の
生涯を映画化したものです。
親友とか信頼する夫までが「変節」するなか、信念を曲げなっかった
彼女を立派な女性とみるか、もう少し柔軟性があってもよかったのでは
とみるかが分れるところですね。「イノチあっての物種」といいますからね。
いくら信念が立派でも死んじまったら、なんにもならんじゃないか、
と俗物の私なんかは思ってしまうのですよ。
いかにも共産党さん向きの映画と思いました。ただ主役の「伊藤千代子」を
演じたのは。この映画でデビューした「井上百合子」さんという女優さん
ですが、彼女の処女作品としては、堂々たる「熱演」で演技力はなかなか
のものだと思いました。小林多喜二に比べれば伊藤千代子さんはまったく
無名の女性ですから、この映画をきっかけに名前と生き方が一般の方に
知られるようになったら、彼女の無念の思いも少し救われると思いました。
☆動画 映画「わが青春つきるとも」 予告編
☆動画 映画わが青春が尽きるとモー伊藤千代子の生涯}解説編