夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

日米比3国で災害救助・人道支援の共同訓練「カマンダグ22」

昨年の10月3日から14日にかけて,陸上自衛隊は、フィリピン

海兵隊および米国海兵隊とともに、人道支援・災害救助訓練の

共同訓練カマンダグ22に参加し、訓練を実施すると共に

10月7日には、総合訓練を日米比3カ国で実施しました。

 

陸上自衛隊はこの訓練に参加するため約30名の隊員および

人命救助機材を派遣し、フィリピン海兵隊と合同で装備や

使用の取り扱い、特殊武器防護教育では米海兵隊と共同して、

特殊武器に関する訓練を実施しました。また、米海兵隊

揚陸艦ニューオーリンズからMV22オスプレイを使用

して上陸する訓練に合わせ、災害救助訓練も実施したそうです。

 

この訓練の目的は自由で開かれたインド太平洋の実現に向け

相互理解と協力を促進しながら、日本はフィリピン、米国および

その他のパートナー国と共に地域及び地域を超えた平和と安定のため

に密接に協力していくことにある。としています。

 

私は基本的にはこの共同訓練は国際協力として賛成だし、そこに自衛隊

参加していることにも「賛成」しています。なにせ軍隊として「人殺し」や

「環境破壊」そして各種武器の性能、操作技術把握のための訓練ではなく

建前上は「人助け」「人道支援」の為の訓練ですからね。国際的大災害が

予想される現在において、このような訓練を日頃から重ねておくことは

必要なことだと考えています。ただ、今回の訓練の内容をみると、特殊武器

防護教育とか、揚陸艦オスプレイを使用して上陸する訓練なども

プログラムされているようなので、災害救助を口実にした「軍事訓練」も

考えられるのが、とてもイヤな感じがする部分ではありますけどね。

それに参加者がすべて軍服姿なのも気になります。自ら相手を傷つけて

おいて救助に向かうなんて「マッチポンプ」のようにも感じますしね。

 

私たち「コスタリカに学ぶ会」が理想とするように「自衛隊」は

「国際災害救助即応隊」の災害救助、災害復興支援、人道支援

難民支援の「専門組織」に編成替えして、武器を捨てた組織にして、

軍服はレスキュ―隊のユニフォームに変えて世界に派遣すべき

と思っています。そうして初めて「憲法九条を持つ国」として

世界に認められる国になれるとと思っています。自衛隊が名前を

変えて「中村哲」さんの志を世界に輸出する専門組織になるのです。

憲法も変えず、予算もいままでの防衛予算内で可能なことです。

素晴らしいことじゃありませんか!

☆動画   日米比3国の災害救助共同訓練  カマンダグ22  1:31

     https://www.youtube.com/watch?v=jGh24U5Z_aY