アフガンの砂漠に用水路をひき農地に変えた中村哲医師、モンゴルのゴビ
砂漠にポプラの木を300万本植樹し緑の地に変えた「遠山正瑛」さんは
日本の憲法九条の理想を具現化した偉人です。
本日、紹介する「森下雄一郎」さんは、ごくごく一般の日本人ですが、日本の海外
ボランティアとして活動している方のようです。この方の「笑顔」がとても
ひとなつっこくて、誰とでもすぐ打ち解ける人間性をお持ちのようです。
この方が東アフリカ奥地の山奥で約1000人の人が暮らす7つの集落
の、村人が利用する溜水である「泥水」を飲み水、や生活水に使って
おり、しかも現地の女性や子供が毎日6時間をかけて「水汲み」
で往復していることを知り「命の水」を確保するため掘削することを
決意します。そして苦労やトラブルを乗りこえ、ついに地下水脈に
達しパイプから綺麗な水が噴出します。
その過程を追った約1時間11分のドキュメンタリーですが、パイプ
から水が噴出した瞬間、そしてポンプから汲んだ綺麗な水を住人や
子どもたちがむさぶるように飲み回し、女性たちが歓喜の踊りで
感謝を表しこの井戸に「JAPAN HEIWA WATER」の看板を掲げた
ときは、私はなんにもしていないのに外国でこういう活動を
続けている日本のボランティアの方が本当に誇らしいと思いました。
武力で平和なんかゼッタイにもてません。この井戸掘削の費用も
どこかの慈善団体の寄付か、政府のODAから出ているのかは
分りませんが、こういうおカネは日本の平和のためにドンドン
拠出するべきと思いました。
とても、内容が濃いドキュメンタリーです。ぜひご覧ください。
☆動画 東アフリカの泥水を飲んで暮らす村に、命の水路を届けた物語