日本は本当に「三権分立をしているのか?」疑わざるを得ない
判決が連続している「原発被害補償」に関する裁判で、昨日
「子ども被爆裁判」の2審で仙台高裁が原告の訴えを棄却しました。
この裁判は、福島原発の事故の後、子どもの被爆を避けるための適切な
対応がなされなかったとして、当時福島県内に住んでいた子どもの親たちが
国と県に1人当たり10万円の保障を求めたものです。
争点は①「SPEEDI」と呼ばれるシステムで算出された放射性物質の
拡散予測をただちに住民に公表すべきだった②子どもたちを、ただちに
集団疎開させるべきだった・・・です。
石栗正子裁判長は[SPDDEI」の予測計算の結果は正確性が高いとは
言い難く、情報の有効性や今後の変化の可能性などを分析し評価
したうえで、公表の時期や内容を判断する必要があり、裁量権の
逸脱や濫用があったと端とは言えない」「集団疎開を実施すべき
だったと原告が主張する根拠とした法律や法令は、今回の事故の
ような被爆の大きさや範囲が予測できない状況で、緊急の対策
を必要とする場合にも妥当なもの定められたものとして定められた
ものではない」などとして1審に続き原告側の訴えを退けました。
原告側は怒りに燃え「この判決は国や県の主張をなぞっただけの
不当判決なので受け入れられない。上告して最後まで闘う」と
しています。本当にこの国の司法は狂っていると思いました。
☆動画 「子ども被爆裁判」2審も棄却
https://www.youtube.com/watch?v=nxPqLUIHidQ