私は最近NHKはもとより、くだらないバラエテイか、食べ歩き
番組、料理番組、がメインのテレビは4本くらいの「お気に入り
番組」しか観ませんが、昨日コスタリカに学ぶ会の知人が紹介
してくれた「命をかけた赤木ファイル/公文書改ざんの謎」(57分)
を見て、その素晴らしさに驚きました。
ところどころ「実写」を上手く使った「再現ドラマ」ですが、当時
大きな話題になった案件なので、改ざんを指示され結局自死に追い込まれた
赤木俊夫さんが、詳細に経過を記録した「赤木ファイル」を巡るストーリー
ですが、まるでサスペンスのような創りで、観ていて57分が
短いくらいグイグイ惹きこまれました。おススメです。テレビの草創期
の名作フランキー堺「貝になりたい」や、黒澤明監督のこれも名作
「悪い奴ほどよく眠る」に匹敵する社会派問題提起作品に仕上がって
います。
早く観ないと削除される可能性が大です。民放でもこんな素晴らしい
再現映画ができるのだと見直しました。終了後に安っぽいタレント
たちが、台本が有るだろうわかったようなコメントをいうのがジャマ
でしたが「本編」は見逃さない方がいいですよ。
ところで500ページにも及ぶ「赤木ファイル」ですが、自死した
改ざん経過を時系列に記録したものなので財務省にとっては
ゼッタイに知られたくない「内容」が書かれているものなのでしょう。
なので1億円もの費用を払って裁判を審議しないで「認諾」という終了に
してしまったのです。ですが映画によりますと、赤木さんのパソコン
に保存して奥様だけにパスワードを伝えたのですから、赤木さんの
パソコンが没収とか押収されない限り、奥さんだけが現在でも
観ることができるのじゃないでしょうか。奥さんは金目当ての
裁判ではなく真実を財務省に明確にさせた上「謝罪」してもらう
ことが目的ですから、まだ「再審査」を要求して闘う決意を
してるようですが、赤木ファイルを出版することも可能なハズ
ですよね。ぜひ、赤木ファイルを国民の記憶が消えない内に「出版」
してもらいたいと思いました。でも奥さんの命がかかっているから
単純に「出版」というワケにはいかないでしょうけど・・・
とにかく「悪いヤツラを懲らしめたいですよ。
☆動画 映画「命をかけた赤木ファイル/公文書改ざんの謎」(57分)