夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

戦争法制、これで可決してますか?

安倍自公政権参議院特別委員会で戦争法制が可決されたと称して、同日未明にかけ開かれた
本会儀に議案を上程し可決されたと称しています。

が、もともとの参議院特別委員会での強行採決の瞬間の動画を、みなさまの冷静な目でご覧になって下さい。

    ☆動画   参院特別委員会での安保法案と称する戦争法案の強行採決の瞬間

     https://www.youtube.com/watch?v=eR6xYuoonpg 10:27


前段で鴻池委員長の不信任案がだされ、採決はヒゲの隊長こと自衛隊出身の佐藤議長が委員長代理として
委員長代理」として議事を進め、不信任案が否決されて鴻池委員長が席に戻った瞬間から採決を
強行する動画です。

ワタシは9月19日の深夜から20日の未明にかけての、この採決と称する中継をリアルタイムで
観てました。  みなさまはどのようにご覧になったでしょうか。

国会の「特別委員会規則」はこうなってるそうです。

   *第136条  議長は表決を採ろうとするときは、表決に付する問題を宣告する。

   *第137条  議長は、表決を採ろうとするときは、問題を可とするものを起立させ、その起立者の
           多少を認定して、その可否の結果を宣告する。

鴻池委員長が複席すると同時に委員長席を取り囲んだのは特別委員会メンバーではない!、自民党議員です。

ところどころ鴻池委員長がなにかしゃべってるらしいのはウッスラ聞こえますが、何を言ってるかは解りません。
「聞こえねえぞ!」のヤジがとんでますので、表決するメンバーにも聞こえてないと判断できます。

そして委員長の隣に陣取った佐藤議員が自公の委員席のほうに向けて、「手」を上げたり下げたりの
合図を送りそれに合わせ自公議員が起立、着席を何回か繰り返します。

この日の表決の議事録は「発言するもの多く議場騒然、聴取不能」となってました。(あろうことか、
後日「原案通り可決すべきものと決定した」)と変更(ねつ造ですよ)されてしまっています。

委員長席のすぐ近くにいる「速記者」に聞こえなかったんでうから、委員席の議員たちに聞こえたはずが
ありません。

しかも委員長席の周りはメンバーでない自民党議員が何重にも取り囲んでるんですから、委員長はどうやって
起立多数と認識できたんでしょうか? 委員長席からは見えませんよね。
鴻池委員長は透視術でも使えるんでしょうか?

しかもねつ造された議事録でさえ「可決すべきもの!」の表現ですよ。「可決した」じゃなくて「可決すべきもの!」

さらに、当日の委員会審議で報告すべきものと決められている、横浜で行われた「公聴会」の報告も
されなかったという特別委員会としての重大な「瑕疵」もあります。

先日、他地区の九条の会のメンバーの方からのメールで、今やってる戦争法反対運動についてのチラシに
「廃止」と書くのもイヤ、「廃案」と書くのもイヤで迷ってるというのがあって、ワタシもどうしたもんかな?
と考えてます。

「廃止」と書くと、安倍内閣のいう「採決された」ことを認めたことになるし・・・

「廃案」と書くと、もう「案」ではないし・・・

廃止も廃案も使わず、委員会採決が無効だから「委員会採決されていない」のでそもそも本会議に
上程出来ないうえ「憲法に違反してる」法律はそもそも制定できないことに重点をおくべきなのか。

全国を統括する「総がかり行動 実行委員会」は「戦争法制 廃止」で統一してます。