夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

二宮金次郎講演会

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秦野市教育委員会生涯学習課が主催して、市立図書館2Fの視聴覚室(定員80名)で本日開催される
報徳仕法を広める講演会に参加申し込みをしてあったので、雨のなかでしたがいってきました。

講師は二宮家総本家の当主の二宮康裕さん・・・  尊徳直系の子孫で尊徳の研究家ですから詳しいこと
このうえもありません。(尊徳は正確には「たかのり」読みで、一般的には「そんとく」で読まれてます)

参加は先着順・無料ですから恐らく多数の申し込みがあったのでしょう。定員いっぱいの聴講者でした。

講演のテーマは「二宮尊徳から学ぶ 人づくり・地域づくり」

講義の冒頭、講師の二宮さんから秦野市二宮尊徳翁との関係の話があり、一昨年秦野市文化会館
「報徳サミット」が開催されたこと、尊徳の門弟は約1400人いるなかで、高弟と呼ばれる
秦野出身者が2名いることなどの話がありました。

ワタシの二宮金次郎(通称は金治郎ですが一般に使われている金次郎を使います)についての知識は
昔、道徳とか修身の授業で教えられた薪を担いで本を読んでる彫像から勤勉んで勉学熱心な少年、
親孝行で倹約家のエライ人で、明治か大正の時代に流通してた一円札の肖像使われてた人ぐらいの
知識しかなかったんですが、今日の講義を聴いて・・・

尊徳翁は思想家であり、教育者でもあり、現代に通じるアイデアマンであり、理屈や思想だけを述べる学者
タイプでなく理論を実践して数々の財政難に悩む藩の財政を再建し、困窮に悩む農民の救済策
を考え実践して農民から感謝されたりで本当の意味で「偉い人」と云うのが解り、俄然 人物研究
の対象としてシルバーミーハー魂に火がつきました。

講義終了後、隣にある歌人の「前田夕暮記念室」で同時開催されていた神奈川県県立図書館所蔵の
尊徳翁の資料展示を覗いた後、1階の図書館で二宮金次郎官憲本の展示コーナーが設けられてたので、
とっつきやすそうな猪瀬直樹著「二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?」(文春文庫)を借りてきた。

なにせ小田原市の出身の偉人なので、あちこちに記念施設や神社があるようなので、関連してる場所も
これから訪ねて見て遺徳を偲びたいと思ってます。

      ☆画像    上から

        ・講演会場   秦野市市立図書館     立派な施設です。

        ・講演の様子  書面右側のマスクの人が二宮講師
                
        ・二宮金次郎特別資料展

        ・猪瀬直樹著 「二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?」(文春文庫)