夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

DVD「不思議なクニの憲法」

いま、DVD「不思議なクニの憲法」を観終わりました。

憲法九条の会・はだの」は毎年秋口に周年行事を
開催しており今年は映画上映会をすることに決まり
候補作品が「憲法第九条」(78分)と「不思議なクニ
憲法」(126分)の2本に絞られたのですが、いずれ
も評判は耳にしているもののスタッフで鑑賞した人は
いないということでしたので、それなら制作会社に
試写用DVDを提供してくれるかどうかを問い合わせ
OKだったら8月19日に2本立ての試写会をやって
どちらにするか決めようということになったワケです。

その「不思議なクニの憲法」の方を薦めたが私なので
言い出しっぺの私が制作会社と交渉することになり
昨日自宅に「試写用DVD」到着したので、特権で
先に鑑賞してしまったんです。ただ、試写会の19日
は私は「かながわ市民連絡会 全体会」に参加
するので試写会にはでられないので先に観ておかな
きゃという理由はありましたけどね。

この映画は日本国憲法戦争放棄の第九条を
メインにその他の条項についても、実に多角的
見地から問題点を挙げており、まさに九条の会
とか「いいなイエロー」のスタッフが観るべき映画
だと思いました。

単なる護憲、改憲論からの議論でなく、多方面の
切り口からあるべき憲法の姿のヒントを提供して
くれてます。

私は九条の会主催の上映会にはこちらを選んで
もらうよう動くつもりです。

印象に残った場面は数々ありますが、それは上映会
後に書くとして、最も印象に残った言葉を。

東京外語大教授の紛争解決請負人を自認する
「伊勢崎 賢治」さんの「憲法を変えるには、護憲派
 人たちが変えなければならない」

伊藤真弁護士の「日本国憲法は崇高な理想なので、
その理想の実現するための過程にこそ意味がある」

それから最後に登場する東大教授の「護憲的改憲論」

矢部宏司さんのベストセラー「日本はなぜ、基地と
原発を止められないのか」で著者が、日本の憲法
問題については「護憲派改憲派」は存在するが
憲法を良く変えるという勢力がいない」として自身の
改定案を具体的に提案してましたが、この映画の
結論もそろそろ現在の憲法の理念をより活かす
改憲論の議論を国民的議論として取り組むべき
だと私たちに投げかけていると感じました。

なぜなら、安倍政権のよって憲法の理想がすでに
ずたずたに壊されているから・・・

この映画が上映会に採用されたら、その後にもう一度
この映画をテーマにしたものを記事にするつもりです。