夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

明治大学生田キャンパス→横浜開港記念館

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本日の午後一番から「日中口述歴史研究会」の14人で、明治大学生田キャンパス内で戦争時代の
「闇の研究」をしてた「登戸研究所」の見学会に参加してきました。
登戸研究所(正式名称:第九陸軍技術研究所)は、
戦争には必ず存在する「秘密戦」(防諜・諜報・謀略・
宣伝)という側面を担っていた研究所です。決して
外部にその研究・開発内容を知られないため「登戸
研究所」という秘匿名で呼ばれ、1937年に設置され
最盛期には約1,000人が働いていました。
第1科は風船爆弾、電波兵器、第2科は毒物、爆薬、
生物兵器,第3科は偽札製造、第4科は生物兵器
スパイ用偽造パスポートなどなど・・・

どれもリーダーは当時の大学教授で博士号も持つ
研究者たちが潤沢な研究環境(研究費、開発研究
の魅力」にさして疑問をいだかづに「悪魔の研究」に
取り組んで、人体実験にまで.手を汚した事実。
そして戦後は上部から証拠隠滅を指示され一切の
証拠を処分してしまい、戦後何十年ものあいだ口を
拭ってきた事実。そして研究者たちは研究成果をアメリカにばらすことによって「免責」され、アメリカの研究
機関に転職した人も多いとか。

現在で云う「司法取引」が当時のアメリカにすでに
あったんですね。しかし、戦争というものは「いかに
人間を狂わせるものなのか!」を実感できた記念館
でした。このような「負の記録」がわかる資料館を
明治大学が整備して運営してることに敬意を表します。

その後、横浜開港記念館に移動し神奈川弁護士会
主催の青井未帆さん、望月衣塑子さんの講演と対談の会に参加しました。

青井さんの大学教授らしい落ち着いた話しぶりと、
望月さんの社会部新聞記者らしい、マシンガン
トークとバイタリテイ溢れる話しぶりの対比が
面白い組み合わせでした。キャパ600人の会場
満員でした。

望月さんが講演の最後に紹介してくれたガンジー
言葉が良かった!

    ☆ガンジーの言葉

    重要なのは行為そのものであって、結果では
    ない。行為が身を結ぶかは、自分の力で
    どうなるものではなく、生きているうちにわかる
    とも限らない。
    だが、正しいと信じることを行いなさい。結果が
   どう出るにせよ、何もしなければ何の結果も
   ないのだ。

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