夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

厚木:櫻井進六さんの「手抜き野菜畑」見学

 

f:id:okihadat0117:20210227203612j:plain

見学メンバーと櫻井進六さん(右端)


本日の10.15~12:00にかけ、「タネと水を

守る県央市民の会」の有志7人(写真)で、

厚木の七沢で10年前から、「無農薬」、

「無肥料」「不耕起」「無除草」の完全自然

栽培を「手抜き野菜畑」と名付けた50坪の

「畑」で野菜つくりをしている櫻井進六

さん(1946年生まれ⇒私より4歳若い)を訪れ、

現地で実際の畑をみながらお話を聞いてきました。

 

雑草が生えたままの畑に、4~5種類の野菜のタネを

混ぜ合わせて、いったん草刈り機で雑草を狩り、そこ

にカマで土地にスジ状の切れ目を入れ、混ぜ合わせた

タネを撒き、鳥にタネを食べられないために、.その

上から刈りとった雑草をかぶせるだけであとは適度に

水やりをするだけで、1cm立法の中に1億個はいる

という微生物のチカラを借りて、野菜が育つのだそう

です。ですから、みみず、もぐらやテントウ虫,

かえるなどの生き物がいて、近所の猫も毎日遊びに

きてるそうです。

f:id:okihadat0117:20210227212604j:plain

雑草が生えた自然のままの、現在の畑

f:id:okihadat0117:20210227212857j:plain

「手抜き野菜畑の全景」

f:id:okihadat0117:20210227213029j:plain

櫻井さんの説明を聞く見学メンバー

櫻井さんの元々の職業はその方面では実績ある「陶芸家」

だそうですが(集合写真の後ろのさくら さくらが

電気窯が設置してある白磁器創作の工房です)自然

栽培農家「副岡正信さん」(故人)の著作「わら

一本の革命」に触発されて「土壌」のチカラを

確かめたくて「休耕地」を借りて始めたのだそう

です。販売用に生産物を市場に出荷せず、あく

まで自家消化用の栽培ですから、いわば民間

研究者による「実験圃場」のようなもんですね。

10年やってみて「植物」の生命力の強さに

櫻井さんも驚いていました。もちろん、話しを

聞いた私たちも自然の循環力に改めて驚きました。