本日の10.15~12:00にかけ、「タネと水を
守る県央市民の会」の有志7人(写真)で、
厚木の七沢で10年前から、「無農薬」、
「無肥料」「不耕起」「無除草」の完全自然
栽培を「手抜き野菜畑」と名付けた50坪の
「畑」で野菜つくりをしている櫻井進六
さん(1946年生まれ⇒私より4歳若い)を訪れ、
現地で実際の畑をみながらお話を聞いてきました。
雑草が生えたままの畑に、4~5種類の野菜のタネを
混ぜ合わせて、いったん草刈り機で雑草を狩り、そこ
にカマで土地にスジ状の切れ目を入れ、混ぜ合わせた
タネを撒き、鳥にタネを食べられないために、.その
上から刈りとった雑草をかぶせるだけであとは適度に
水やりをするだけで、1cm立法の中に1億個はいる
という微生物のチカラを借りて、野菜が育つのだそう
です。ですから、みみず、もぐらやテントウ虫,
かえるなどの生き物がいて、近所の猫も毎日遊びに
きてるそうです。
櫻井さんの元々の職業はその方面では実績ある「陶芸家」
だそうですが(集合写真の後ろのさくら さくらが
電気窯が設置してある白磁器創作の工房です)自然
栽培農家「副岡正信さん」(故人)の著作「わら
一本の革命」に触発されて「土壌」のチカラを
確かめたくて「休耕地」を借りて始めたのだそう
です。販売用に生産物を市場に出荷せず、あく
まで自家消化用の栽培ですから、いわば民間
研究者による「実験圃場」のようなもんですね。
10年やってみて「植物」の生命力の強さに
櫻井さんも驚いていました。もちろん、話しを
聞いた私たちも自然の循環力に改めて驚きました。