夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

福一原発の汚染水を13日に海洋放出を関係閣僚会議で13日に決定へ

福一原発事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)が

残る原子炉への注水などで大量の汚染水が発生

しています。この汚染水を東電は構内の大型

タンクで保管していますが、その量が125万トン

になりタンクの数も千基を超えてしまいました。

東電が2022年には計画済みのタンク容量

約137万トンが満杯になってしまうという状態

に追い込まれたため、政府は13日にも関係

閣僚会議を開き「海に捨てる」方針を決定する

との情報がメデイアで伝えられました。

 

東電は汚染水をトリチウム以外のほとんどの

放射性物質を取り除ける多核種除去設備(ALPS)

で浄化処理後の汚染水で、浄化不十分な水は

再浄化して,さらに海水で薄めて国の排出基準

1リットル当たり6万ベクレルの40分の1

未満にして海に放出するとしていますが、地元

漁業者は「風評被害」に対する補償計画が明瞭

でないため「絶対反対」の立場を変えていません。

 

 

トリチウム水は、普通の水と分離することが

技術的に難しいのでALPSでは取り除けない

そうですが放射線ベータ線)は比較的弱く、

人体に入っても大部分は排出される。放射能

約12年で半減する。と、されていますが、

「魚」に対してはどうなんですかね?また12年

で半減ということですから、完全に抜けるのは

24年かかる訳で、漁業従事者の方の「風評被害」

への心配はよく理解できます。気軽に「食べて

応援」という気分にはなれないかも。

政府には代替案もいくつか提案されている、そう

ですが、原発ムラの意向通り「海に捨てる」方向で

一直線 で漁民の意向には無視を決め込んでいます。

米国は1979年のスリーマイル島の事故で発生

した約9,00⁰トンもの汚染水を「蒸発」で処理した

そうです。海水を蒸発させて「塩」を生産して

いた歴史を持つ日本でも最新技術を駆使すれば

充分可能な方法ではないかと思われるのですけどね。

蒸発だから、処理には時間がかかるでしょうけど・・・

そういえば、原発ムラ住民は汚染水をいつの間にか

「処理水」と、得意の「言葉の言いかえ」で誤魔化

そうとしていますね。

 

ネットでは・・・

・安全だというなら、まずは東京湾に捨てろよ

事故から10年も経っているのに、これまで

 何してたんだ!海洋放出ありきで、その他の方法

 には無関心だったんじゃないの。

・関係者の理解を得て解決する」という政府の

 立場は捨てたのか

東京湾に安全だというならオリンピック会場の

 水泳競技やカヌー競技場で使えや。アンダー

  コントロールなんだろ

 

等々の、やや感情的といえる「怨嗟」の非難が

轟々ですが、それで解決するものでもないし、

誠に困った問題ですね。これの他にも捨て場所が

ない「使用済み核燃料」や、汚染ゴミを詰め

込んである厖大な数の「フレキシブルコンテナ」の

捨て場所もこれからだし。その上、まだ原発

稼働してそれらを増やし続けているのだから、

原発利権者・推進者全員「お縄」にかけ刑務所

に送りたい気分です。責任者出てこ~~~い!!!