かっては花形業界で高給取りの職場であった民放テレビ局も
SNSに押され、KEY局のひとつ「フジテレビ」が希望退職書の
募集に踏み切りました。満50歳以上、かつ10年以上勤続の
社員対象で、現在社員数は1300人で対象社員は200~300人だそうです。
現制度では57歳で役職定年となりボーナスが半分になり、年収もガクッと
下がります。定年は60歳で65歳までは嘱託として残れるが仕事は
同じで給料は半減してしまいます。私が勤務していた会社も在職時代
2度の合理化がフジテレビとだいたい同じ条件での退職勧奨がありました
が私は幸いのことに「対象社員の肩たたき」は1回もせずにすみました。
対象になった社員の方たちの「希望退職に応じるべきか」「残るべきか」
の判断・決断に多いに悩むことになるでしょう。しかし、非正規社員
の方の退職金も無しの非情な首切りに比べれば割り増し退職金が出て
第二の職場も紹介されるはずなので、「悩んで選択」できるだけ条件は
いいと思った方が精神的に良いと思います。まだ「つぶし」が効くうちに
希望退職してやりたかった仕事を起業したり、新たな会社に転職するのも
いいと思います。現在の民放局による面白くも、楽しくもない番組つくり
をしてきた「むくい」がブーメランのように自分に降りかかってきたと
思うべきでしょう。政府発表を垂れ流すだけの新聞・テレビもマスコミとしての
使命を忘れてしまっては「冬の時代」になってしまうのも「身から出たサビ」
と思います。