夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

大阪カジノ(IR)候補地の土壌改良の費用約800億円を市が負担することに、維新の松井市長が「詐術」を濫用

12月21日に大阪府大阪市がカジノIR)建設予定地の「夢洲」の土壌対策に

790億円かかり、この全額を大阪市が負担することを発表しました。

2016.年に行われた説明会で、当時大阪府知事だった現松井大阪市長

「これだけははっきり言っときますが、IR・カジノに税金は一切使いません。

民間事業者が大阪に投資してくれるんです」と断言していたのにです。

 

しかし、今回の対策費を、大阪府・市がカジノ事業者に選定した米MGM

リゾーツ・インターナショナルとオリックスの共同グループは一切土壌改良費

は負担しないことを表明しているそうです。20日に行われた会見で、松井

市長は市が負担する800億円は、主に市税収入からなる「一般会計」

ではなく市の特別会計「港営事業会計」から借金し、返済には用地売却・貸付

で得た収入からあてるから、「市の負担と言っても市民の税金で負担して

いるワケではない」と強調しています。

 

大阪府立大学の住友教授が今回の問題点を指摘するツイートをすると、IRの経済

効果は年1兆2000億円、カジノ負担金は大阪市だけでも毎年550億円、

借地料が年25億円、これらが市へのリターンです。これでも市民の負担ですか?

アナタは大学教授なんだから、しっかり算盤を弾いて下さい。と、嘯いたんです。

 

しかし、この経過に「れいわ新選組」の期待の衆議院議員「大石あきこ」さんが

そのままにはしておきません。【待て待て待て待て、松井市長。

「しっかりソロバンはじい」たろと思って、IR(カジノ経済効果の元データを

IR推進局に情報公開請求したら、こんな黒塗りで出てきたけど。どない

せえっちゅうねん?】このデータが添付した「黒塗り資料」です。松井市長

は住友教授に「しっかりソロバンを弾いて下さい」と嘯いていますが、ソロバン

を弾こうにも経済効果の元データ資料の数字は全部「黒塗り」ですから、

これでは弾きようがないじゃありませんか。松井市長がカジノ誘致の経済

効果1兆2000億円という数字もホントにデータがそうなっているかは黒塗り

にしたことで「まゆつば」であること事が半分証明されたようなもんです。

 

「黒塗り資料」を暴露した大石あきこ衆院議員は(大阪のカジノはすでに

火を吹いてて、松井市長が焦るのもわかる。なにせ1240億円の市民負担が

明るみになり、さらに800億円の土壌汚染対策費が上乗せされる。また、

地盤沈下その他補償リスクもあるはず。違うというなら黒塗りではなく、

いま把握しているリスクを全て情報公開し、市民の審判を受けるべき)と、

結んでいます。

 

日本に「カジノ」は必要ないです。せめて横浜市が「カジノ計画」撤退の

市長を当選させたことは喜びです。

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