幸せの国フィンランドが約200年にわたり続けてきた「軍事的非同盟」
のもと、スイスと同様の「武装・中立路線」を転換し、加盟国が攻撃を
受けた場合、全加盟国に対する攻撃とみなし、兵力使用を含めて反撃する
という「集団的自衛権を行使」するとの規定がある北大西洋条約機構
(NATO)への加盟を申請することを表明しました。
ロシアとは1300kmの国境線を抱えていますので、近代でもソ連、および
ロシアとの戦争をへて「中立路線」を続け対ロ協調路線を撮って来たのにですよ。
当然ロシアは大反発で「加盟申請は重大な過ちだ」と指摘し、対抗措置をとる
考え示唆したとタス通信他が伝えたそうです。
それぞれの国の安全保障の考えはあるのでしょうが、私なんかは従来通り
「中立」を貫くのが一番いい。なにもNATOに加盟して、アメリカ軍需産業
の食い物にされ、アメリカの従属国にひとつになる必要はないのに
と思いましたがどうなんですかね。高福祉・高負担の国でありながら国民の
満足度や、学童の教育水準などは世界一の立派な独立国なのですから
中立を貫くのが、一番カッコいいと思えるのですけどね~。
プーチンだって、ウクライナ侵攻の停戦条件は「非武装・中立」と明確
にしたでないですか。NATO入りは、フィンランドのメリットに
なるとは思えないのです。NATO30カ国のなかではトルコが慎重で
他の国は賛成しているようなので、トルコが加盟反対で頑張ってくれることを
期待しています。現段階ではロシアがフィンランドまで軍事侵攻する余力は
ないとみて加盟申請を表明したのでしょうが、フィンランドにとって将来に
「禍根」を残す判断に思えてしょうがないんですよね。。
☆動画 フィンランドが、NATOへ加盟申請することを表明 1:29
https://www.youtube.com/watch?v=zMDeRZh2Ihk
☆動画 【歴史解説】ついにフィンランドがNATOに加盟? 18:03
https://www.youtube.com/watch?v=OXju2rt43bY