6月21日~21日にかけ、欧州オーストリアの首都ウイーンで開催
される「第1回 核兵器禁止条約締結国会議」へのオブザーバー
参加をしないことを、日本政府の岸田首相が15日の記者会見で
表明しました。
理由は「核の傘」の元にいる米国から「参加するな」と言われている
ことに従っただけです。一応「核兵器保有国は一カ国もまだ参加して
いない。日本としては唯一の同盟国である米国との信頼関係の下、
現実的な核軍縮、不拡散の取り組みを進めるべきだ」と、もっとも
らしい理由をいってますが、一言でいって「情けない」ですわ。
日本と同じく米国の「核の傘」に国防を依存している、日本と同じ
敗戦国のドイツや、NATO加盟国のノルウエーはオブザーバー参加
を決めているのですから、主権国家としての意思表示がきちっと
できない自公政権が恥ずかしいと思います。核保有国と非核保有国の
「橋渡し」が日本の立ち位置というのなら、この会議にオブザーバー
参加して、核保有国に「核の使用はありえないのだから、さっさと
核兵器を廃却するべき」との意見を世界に向かって「開陳」したら
カッコイイの二ね。(オブザーバー参加国に見解表明の場が
あるのあどうかはしりませんけど・・・)ロビー活動でもなんでも
やって核軍縮のリーダー役をして欲しいと思っています。