一昨日のことです。午前中は西公民館で「まち協」の打ち合わせ、
午後からは南公民館で「憲法九条の会主催の平和を考える学習会」
移動中に事件が起きたのです。その日は渋沢駅までUさんに車で
送ってもらい,降車場からすぐの場所にあるエスカレーターを利用
しました。いつもは安全なエレベーターを使っているのですが。
その日はいつもより「重い荷物」を肩から下げていたことも
あって、エスカレーターにしたのですが、、途中でバランスを
失って両サイドのあるハンドレールに触ろうとしたときに、
ハンドレールの下側の動いていない部分にカラダが接触して
しまったんです。足元は上に向かって
動いているのに身体は動かないところに触れてしまったの
ですから、当然のことながら、ちょうど真ん中あたりで見事に
転んでしまいました。そこからパニックにになってしまい
立ち上がろうにも、足元は上へ上へと動く状況で、転落防止
のカベは固定されていますから、立ち上がることなどできません。
動く階段に転んだ体制のまま階上に運ばれる状況に
なってしまいました。私の前後にいる人も心配して「大丈夫
ですか?」と声はかけてくれるのですが、前後の人も
実際には動きようがありません。私は「すいませ~ん、
転んじゃったんで、どなたか緊急停止ボタンを押して下さ~い!」と
大声で叫びましたが止まる気配はありません、後ろ向きのまま
そろそろ階上に着くころと思い、座ったままどうなるんだろうと
想像してましたが、こんな経験は初めてなんで思いも浮かびません。
ちょうどその時先に降りた人が緊急停止ボタンの場所を知っていたらしく、
ボタンを押してくれたようで階上と水平の状態になったところで
停止することができ、前後になっていた中年のご婦人と
後ろの段にいた、私と同年配の男性の二人が私の手を引っぱって
くれて、立ち上がることが出来ました。幸いのことに転んでも
精神的なパニックには陥ったものの、カラダの方
には異常はありませんでした。お尻の辺りにショルダーバック
をまわしており、肩からも書類の入ったバックを肩から下げて
いたのがクッションになり、さらににエスカレーターのスキマに
巻き込まれないような厚手で滑りやすい半コートの冬場で
あったのも幸いしたのだと思います。
ですがエスカレーター上で転んだ姿勢で階上に運ばれる
のは、この先どうなるのだろうと、いまでも思い出して
身震いじています。広島勤務のとき冬に山陰に車で
取引先の所に訪問するとき、峠を越える長い坂道があり、帰路に
つくときは道路が凍結し、車が滑りだし、ハンドル操作や、
ブレーキが効かず、ただ車が滑っていくことに身を任すしか
なかった恐怖を経験したことを思いださせてくれた体験でした。
これからは、駅の乗降には必ずエレベーターを利用することを
心に誓いました。