夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

秦野市美術協会会長 相原俊幸さんの個展を訪問

秦野駅から徒歩で5分あまりの場所にある江島屋蔵ギャラリーで

昨日から10日まで開催されている秦野市美術協会の「相原俊幸」

会長から個展の案内状をいただいたので本日午後に訪問して

きました。会場は江島屋さんの蔵を改装したギャラリーで

歴史を感じながらもゆっくり作品が鑑賞できる会場でした。

 

相原さんは今年秦野市美術協会の会長に就任して、今年の

秦野市美術展がタウンニュースで紹介された時、カントリー

ミュージックをこよなく愛しているので、作品はすべてカントリー

ミュージックを賛美するものだと紹介されていたので、矢も楯も

たまらず、すぐ会場の文化会館の展示ルームにすっ飛んで行って

ご挨拶させてもらって以来の顔合わせでした。

 

個展は初めてでしたが、制作に4カ月をかけたという力作・大作の11点

を中心に展示されていました。相原さんいわく「シュール」な作品

になるよう努力したとおっしゃってました。私は「シューㇽ」という

言葉は聞いたことは有りますが意味ははっきり分からなかったので

帰宅後、早速調べてみました。

 

「シュール」とは、フランス語のシュルレアリスムの「略」で

「現実離れ」や「超現実的」「奇抜な」といった日常生活で目に

することのない並み外れた様子を意味する表現だそうです。

分かりやすく言うと、現実ではありえないような変わった状況

を表します。「シュールな笑い」「シュールな光景」など。

現在の日本では意味がやや派生して、「独創的で尖った作風」

を表すことが多くなっているそうです。

 

実は個展で相原さんの作品を見て、カントリーミュージックの世界

を描いたといわれても、すぐには理解できなっかったのですが

「シュール」の意味を調べてから、相原さんの意図するところが

ほんの少し理解できたような気がしました。前衛とは少し違うの

ですね。作品のなかにはちゃんとカントリーハット、ギター、

幌馬車の車輪、西部の一軒家などが、よく見るとちりばめられていますね。

   第100回二科展(2015年)初入選作

   昨年(2022年)二科展会友推挙作品