夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

パレスチナ問題学習会

昨日、伊勢原市の南公民館で13:30~14:30にかけ開催された

パレスチナ問題学習会に参加してきました。「いせはらのアゴラ」

を主宰してる伊勢原の元高校教師の平和活動家Hさんが主催

したもので参加者は9人でした。

 

冒頭Hさんが、イスラエルパレスチナの紛争の歴史と

両国が「いがみ合う」理由を説明してくれたあと、参加者がそれぞれの

思い語り合いました。とにかく、数千年にわたる問題ですから、

我々がなにをいっても解決方法など見つからないのですが、

欧米諸国では数十万規模の停戦を求めるデモをしているのに、

日本人の関心が薄すぎるのではないかとの感想が気になりました。

 

そのなかで、なかなかユニークな意見もありましたね。ユダヤ人は

国を持たず流浪の民であったのだから、そのまま居ついた場所で

国籍をとり、その国の人になればよくて、ただその国にユダヤ

だからと差別されないようにすれば、国にこだわることは

なかったのにとか、エルサレムという狭い場所が「ユダヤ教

キリスト教」「イスラム教」の聖地となっており、それぞれの

信徒が年間数百万人巡礼で訪れても、信徒間で「殺し合う」

ようなことはないと思う。すなわち「共存」ができている。

そのノウハウを停戦に使えないのかとかです。

私は、アメリカが変わらなければ、この両国の闘いは解決

しないだろうとの考えをのべました。もちろんムリなことで

可能性はゼロに近いですけどね。

イスラエルの後ろ盾であるアメリカがまず、イスラエルが占領

したパレスチナの土地の半分をパレスチナに返還(放棄)する。

そのうえで、国境線を定めパレスチナ自治区から「国」に

するように国連で安保理事会にかけアメリカが承認する(従来は

アメリカが拒否権を使ってました)、その上で両国は「相互不可侵

条約」を締結し、国連の監視のもと「武装解除」をする。

まっ、要するに武器がなければ戦争にはならないという事ですよ。

武器がある限り、両国の「殺し合い」の解決の方法はないと思います。