永久に戦争を放棄、したがって陸空海の軍は持たないと明確に
既定されているにも関わらず、自公政権の「こじつけ」による
のだから「専守防衛」は可能だとの、長い時間をかけメデイア
も加担した洗脳宣伝によって、国民の大多数も「専守防衛」なら
実力(=武力】保持は仕方ないと思わされてしまっているようです。
私は「専守防衛」などは実際にはあり得ないと考えています。
まず攻められたらということですが、どこの国がどういう目的で
日本を攻めるのか、政府ははっきり説明をしたことがありません。
また外国から攻められないために、どういう外交努力をしたのか
の説明も一切ありません。北の国がアメリカの関心を呼びたい
ためにミサイルを飛ばすと、まるで日本が狙われているような
「大騒ぎ」をして国民を煽る。中国が軍事大国になり台湾統合の
ため武力侵攻したら「有事」となり日本の基地が狙われる。と、
本来中国の「内戦」だから「内政干渉」はできないのに、まるで
内戦に加担するように「大騒ぎ」して国民を不安に陥れる。
「大軍拡」は「有事」に備えるためではありません。政府も北の国や、
中国の問題で日本が戦争に巻き込まれることはないと、内実は分かった上で
米国から高値でしかも中古武器の購入の圧力をかけられ、それに従っていれば
政権と自身の保身を図ることができるために国民を煽りだましているに
すぎないのです。
「専守防衛」などはあり得ない理由があります。まず攻められたら守るという
ことは、先の戦争でもあり得なかった、日本国土を戦場にするということ
なんですよ。(先の戦争では、空襲で都市は壊滅されましたが、本土を
戦場にしての闘いは沖縄戦以外はありませんでした)
本土を戦場にした場合の「専守防衛」が出来ない理由を挙げます。
①海岸沿いに、防護方法がなく破壊されたら日本が滅びてしまうい原発が
54基もあります。②食料自給率38%で、兵員・国民の食糧の
補給が難しい。③輸入頼りのエネルギーの補給ができなくては、武器の補給
戦車、トラック、飛行機も飛ばせられない。③なにより少子化の日本では、ただでさえ
自衛隊員が不足しているので、肝心の「兵員」の補給が出来ない。④日米安保
では数日間日本が侵略国の侵入を防衛すれば、あとは米軍に任せることになって
いるが、米軍が日本の為にアメリカの若者を日本に派遣することは考えられない。
ウクライナ同じく武器を供与するから「お前たちが前線で闘え」と
言われるのがオチ!アメリカは米国産の武器が売れればいいのですから。
⑤現在の戦争は高精度・高技術の武器で闘います。そのため兵員の訓練と
高精度の半導体チップが必要ですが、日本は台湾に半導体生産トップを譲り、
現在生産能力のある企業が大変少なくなっており補給はムリな状態です。
これを宝の持ち腐れといいます。
従って、現在岸田政権が進めている5年で43兆円にもなる、
大軍拡費用は、まったくそんな必要がない「ムダ金」なのです。
ですから、防衛省を警察庁、消防庁も統合した「防災平和省(防平省)」に
編成替えして、自衛隊を「災害救助即応隊」に編成替えして国内災害
だけでなく要請があれば海外災害の救援にも助けに行き相手国から感謝
されるよう活動すれば「攻められる」なんて考える必要はないのです。
この組織統合、編成替えは憲法を変えずに現状の防衛予算内で可能なんです。
ただ国民の方には真の独立をする「覚悟」が必要ですけどね。災害大国日本
においては「防災こそが国防」なんですから・・・
さらに日米安保条約は破棄して、国内の米軍基地はすべて退去して
もらいましょう。これこそが、日本が米国の従属国から脱し,真の独立国に
なる道です。憲法九条の条文通りの国にすれば世界に誇れる国になれます。
☆動画 コスタリカに学ぶ会でご一緒の、元原発技術者の「小倉志郎」さんが
私と同じことを訴える動画です。約8分で観られます。