夜の騎士のあれこれ噺

世の中にはあれ?これ?と思うことがいっぱい。

春の風と鯉のぼり

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端午の節句が近くなったので、我が家の前の「鶴巻幼稚園」に本日から高々と鯉のぼり
が掲げられ、折からの春風に乗って気持ちよさそうになびいてました。

恐らく昨日から掲げる予定だったものが、ものすごい風だったため本日に延期したんでしょう。

「春風」「桜」「若葉」「青空」・・・春は人間を元気にさせてくれますね。

それにしても「鯉のぼり」ってスゴイと思いませんか?

魚の鯉を水の中から解放して、青空なかで気持ちよく泳いでもらおうという発想をして
具体化した先人の感性に驚きます。  世界で日本だけのもんでしょ?「鯉を空中で
泳がす」縁起物は・・・

「鯉のぼり」の起源が気になったんで検索してみました。

  ・奈良・平安時代    端午の日(五月初めの午の日)には、災厄を避けるため宮廷では
                軒に菖蒲やよもぎを挿し、臣下の人たちは菖蒲を冠に飾ったり
                菖蒲の葉の薬玉を柱に下げてた

  ・鎌倉時代       武家の間で菖蒲と尚武をかけてこの日を大切にする気風が生まれた

  ・江戸初期       将軍に世継ぎが生まれると、江戸城中に沢山の幟や作りものの遣り、
                長刀、兜などを立てて祝っていた

  ・江戸中期      庶民の間から町民のアイデアで「鯉のぼり」が誕生!
               中国に古くから伝わtる登竜門の伝説になぞらえ、竜門の滝を登りきると
               鯉が竜になるように、我が子が健康に育ち、将来は大きく出世してほしい
               との希望を込めて掲げるようになりもした。

               当初は和紙に鯉の絵を描いたものでしたが、大正時代に破れない
               綿の鯉のぼりが誕生し、昭和30年代半ばに現在の雨にぬれても
               色落ちや破れたりしない合成繊維の鯉のぼりが普及しました。

この江戸中期の町民ってどんな人だったのか?がワタシはとても興味があります。

こんな感性豊かな発想をする先人がいたことが日本文化の素晴らしさだと思います。

      ☆動画     そよ風の誘惑     オリビア・ニュートン・ジョン
                        (Have You Never Been Mellow)
  
                          https://www.youtube.com/watch?v=4IFQZyxxyyM        3:18