22日に皇居で挙行された「即位礼正殿の儀」のTV中継を
観てて、私は二つの点で違和感を感じていました。
一つは安倍首相行った「天皇陛下バンザ~イ~!」.です。
もう一つは万歳に合わせて行われた21発の「礼砲」です。
統合の象徴」と定められています。
新天皇が即位儀式において「日本国民の幸せと世界の平和を願う」と
お言葉を述べた.あとすぐに私が違和感を感じたのがこの二つですよ。
まず安倍首相の「天皇陛下バンザ~~イ~!」ですが、先の戦争で
この言葉を発しながらいったい何人の将兵が命を失ったんでしょうか。
そのことに少しでも思いを寄せたんでしょうか。安倍首相は日本を
戦争出来る国に戻して、自衛隊員にまたこの言葉のもとに戦えとでも
言いたいのでしょうか。天皇を敬いたいのでしたらただ深々と礼をする
だけで充分なのじゃないのかと思いました。
もう一点は、万歳に合わせて行われた21発の「礼砲」です。礼砲は
国際儀礼上行われている大砲を使用した軍隊における礼式で空砲を
発射して予め実弾が装填されていないことを証明し、敵意の無いこと
を示すために行われたのが起源だそうですね。
それにしても使用するのは「目的は人殺しの武器」である大砲です。
戦争を放棄した憲法九条を持つ日本の儀式として人殺しの道具で
敬意をあらわすのは、とても違和感を感じるものでした。
それに自衛隊は軍隊ではありません。憲法違反の実力部隊とする憲法学者が
多数いるのが現在で自衛隊にが海外派兵されることを認めた安保関連法制を
憲法違反とする訴訟が全国で審議されているのが現在です。
その自衛隊に政府が海外の賓客の前で「軍隊の儀式」をさせたことにも
違和感を感じました。
日本古来の伝統を大事にしたいのであれば、「万歳」は単なる「お辞儀」
でいいし、礼砲の代わりに日本の「大太鼓」「花火」除夜の鐘のように
「21回の鐘を被爆者、原発事故被災者」の人が.交代で打つなんていうアイデア
で、平和を希求する日本らしい「演出」にすればいいのになと思いました。
(この時、安倍首相は敷居を踏んでおこなったことが
ネットで話題になりました)
https://www.youtube.com/watch?v=UT5N-NKqmqE
☆動画 礼砲21発 7:51